| 課題名 | i.食品残さや農産副産物等の利用拡大と健康な家畜生産のための飼料調製、利用技術の開発 |
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| 課題番号 | 2010014847 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,機能性飼料研究チーム |
| 協力分担関係 |
三重県 長崎県 千葉県 日本農業研究所 日本大学 宮崎大学 名古屋大学 日本ハム 松屋フーズ 家畜改良センター |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2010 |
| 摘要 | 食品残さ等の飼料特性評価や、飼料調製・利用技術の開発に関しては1)たんぱく質やビタミン類を豊富に含むが、水分と硝酸態窒素含量が高いため家畜飼料として有効に利用されてない廃棄野菜やカット野菜工場より排出される野菜残さについて、硝酸塩還元能が高いバチルス菌株と亜硝酸塩還元能が高い乳酸菌を選抜し、これらの菌株を組み合わせて添加し野菜残さをサイレージ調製することで硝酸態窒素・亜硝酸態窒素を低減できることを示した。2)各種米の加工工場で洗米する際に超節水型洗米機を用いることで得られる濃厚洗米排水に、ギ酸を0.6%添加することにより保存性が改善される。この濃厚洗米排水は乾物あたりの可消化養分総量(TDN)は97.1%と、養豚用リキッド飼料原料として有用な資源であることを示した。抗菌性飼料添加物の利用を低減する飼料調製技術と健康な家畜生産技術の開発に関しては1)廃棄もしくは肥料利用に留まっている、と場で発生する豚血液の亜臨界処理による飼料化技術を開発した。この亜臨界処理血粉を離乳子豚に給与すると、鉄欠乏を予防できるうえ、血しょうたんぱく質と同等の増体成績を示すことから、有用なたんぱく質源である。また、炊飯玄米に亜臨界処理血粉を混合した発酵リキッド飼料を離乳豚に給与すると、抗菌性飼料添加物を含む配合飼料と同等の増体成績を示すことから、抗菌性飼料添加物の利用低減にも有効であることを明らかにした。2)放牧豚から新鮮糞を採取し、16S rRNA遺伝子を用いて糞中の細菌構成を解析した。畜産草地研究所で飼育している舎飼いのブタのそれと比較したところ、細菌の多様性が高まっていることが認められた。放牧豚新鮮糞と当チームの保存菌株から、生菌剤としての利用が期待されるプロピオン酸を生成する菌株と酪酸生成菌を見出し、16S rRNA遺伝子配列の相同性からそれぞれAnaerovibrio lipolyticaの近縁種、および、Acidaminococcus fermentansと推定した。3)枯草菌株を黒毛和種去勢牛に給与することでBifidobacteriumの割合の増加という腸内細菌叢の改善が認められること、および免疫の指標である白血球貪食能が増加することを示し、抗菌性飼料添加物の代替効果を明らかにした。 |
| カテゴリ | 肥料 加工 生菌剤 豚 |