c.高品質安定生産のための農業気象災害警戒システムの開発

課題名 c.高品質安定生産のための農業気象災害警戒システムの開発
課題番号 2010014882
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,農業気象災害研究チーム
協力分担関係 農業環境技術研究所
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 水稲の高温障害発生警戒システム開発に関しては、1)アメダス観測値、気象数値予報値、平年値を組み合わせて、予測日において最も確からしい一年分の日別気象データ(気温、降水量)を約1kmメッシュで全国について作成し、日々自動更新するシステムを開発した。気温と白未熟粒発生率との関係式を作成し、21年度に開発した高温不稔発生予測モデルとともにメッシュ気象システムに組み込んだ水稲の高温障害発生警戒システムを開発した。それによって全国の任意地点の水稲高温登熟障害と高温不稔の発生予測が可能となった。2)高温障害警戒システムを、生産性を考慮したシステムに拡張するために、水稲生育収量の機構的予測モデルを開発し、検証を行った結果、モデルによってコシヒカリ・日本晴が主な作付品種である14県について、過去30年間の県別水稲収量が、推定誤差31 kg/10aで説明できた。小麦の穂発芽警戒システム・赤かび病警戒システムの開発に関しては、1)西日本の小麦主要6品種について、出穂期予測モデルの予測精度を奨励品種決定試験データを用いて検証した結果、平均推定誤差は4日以下であった。21年度に開発した小麦赤かび病の早期警戒システムを実際に運用した結果、システムは1度も停止せず、安定して運用できることを確認した。2)21年度に開発した穂発芽警戒システムを、生産性を考慮した作期設定支援システムに拡張するため、気候に対応したモデルの開発を行った。小麦4品種を対象に作期移動試験を行い、生育・収量をシミュレートするモデルのプロトタイプを開発した。大豆の干害警戒システムの開発に関しては、1)開花期以降のダイズでは、開花後期から子実肥大始期の乾燥ストレスが収量に与える影響が大きく、整粒数と百粒重が減少することにより整粒重が減少することを明らかにした。21年度に開発した土壌水分予測モデルをメッシュ気象システムに結合し、降水の地域性を反映した土壌水分の推定システムを開発した。積雪・降水量の変動とそのモデル化に関しては、1)雪面熱収支の各要素を個別に評価する新モデルを構築し、消雪日推定精度を向上させた。また、河川流域データの整備を進め、全国の主要河川について流出量の出力を可能にした。それらによって作付可能性、水稲移植時の用水量の推定など、栽培適地・適作期判定に応用することが可能となった。栽培適地・適作期判定支援システムの開発に関しては、1)キャベツ・ハクサイの栽培事例に基づく発育速度予測モデルを開発して、定植期・収穫期の予測を可能とした。2)主要産地の成立要因の解析から、野菜類の栽培適地・適作期の判定基準として収量より市場入荷量安定性が重要であることを明らかにした。3)全国の主要産地・作型を対象として市場統計から入荷量の月別変動量を評価して、キャベツの適地適作判定基準を定め、栽培適地・適作期の判定をWEB 上で支援するシステムを開発した。
カテゴリ 乾燥 キャベツ 高温対策 小麦 栽培技術 水稲 大豆 はくさい 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる