b.水田・転換畑土壌及び作物体中のカドミウムの存在形態等動態解明と低吸収系統の開発

課題名 b.水田・転換畑土壌及び作物体中のカドミウムの存在形態等動態解明と低吸収系統の開発
課題番号 2010014938
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,カドミウム研究チーム
協力分担関係 東北大大学院
秋田農技セ
秋田県立大
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1)大豆等の可食部Cd濃度推定法については、各種土壌タイプを用いたポット栽培の大豆の子実Cd濃度の推定には9種類の土壌抽出法の中から塩化カルシウム抽出法が最適であり、現地ほ場でも適用できることを21年度に引き続いて確認するとともに、塩化カルシウム抽出法の抽出時間を短縮できることを明らかにした。また、現地ほ場栽培の野菜14品目25品種のデータベースを作成・解析し、塩化カルシウム抽出法により可食部Cd濃度および品目・品種間差異を推定できることを明らかにした。2)苦土石灰と化成肥料のうね内部分施用によるCd吸収抑制技術の開発については、幅20cm・深さ20cmの条件で従来の全面施用と比べて大豆子実Cd濃度の低減効果が高いことを21年度に引き続いて確認し、主要研究成果(普及)として提出した。また、苦土石灰施用量を10%増とすれば、子実Cd濃度をより低減できる可能性を示した。さらに、対象ほ場の深さ20~25cm付近の「ち密層」の存在が大豆根の伸長を抑制することを明らかにし、うね内部分施用の深さを20cmに設定する根拠を示した。3)水稲のCd低吸収性系統の開発については、21年度に開発した中間母本系統「奥羽PL6」の玄米Cd濃度は「ひとめぼれ」より明らかに低く、安定していることをCd濃度が異なるほ場で確認した。また、「奥羽PL6」を母本としたF2集団から良質で玄米Cd濃度が低い個体を選抜可能であることを明らかにした。さらに、「Hulotao」を母本とする玄米Cd濃度が「ひとめぼれ」より低い8系統を選抜した。4)大豆のCd低吸収系統の開発については、低吸収系統「東北156号」と「ふくいぶき」のF8系統を養成し、子実中Cd濃度が「ふくいぶき」や「リュウホウ」より低く、「東北156号」並であること、収量が「スズユタカ」並みに高いこと、ダイズモザイクウイルスおよびダイズシストセンチュウ抵抗性であることなどを明らかにした。また、「リュウホウ」を反復親とした「東北156号」とのBC2F2系統を養成した。
カテゴリ 肥料 加工 水田 大豆 データベース 抵抗性 品種

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