課題名 | (1)安全性確保や有用物質生産に向けた組換え基盤技術の開発 |
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課題番号 | 2010014988 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
(独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット |
協力分担関係 |
学校法人京都産業大学 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 独立行政法人森林総合研究所林木育種センター 石川県 独立行政法人農林水産消費安全技術センター 財団法人日本食品分析センター 株式会社ニッポンジーン 株式会社ファスマック 国立大学法人大阪大学 財団法人食品環境検査協会 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2010 |
摘要 | 1.高効率ジーンターゲッティング(GT)に有効な高形質転換能力を、インディカ品種カサラスに見出した。イネの内在性遺伝子のGT系において、標的遺伝子の切断と削り込みにより、GTの効率を100倍程度向上できることが明らかとなった。また、除草剤の標的酵素遺伝子であるイネALS遺伝子座にメガヌクレアーゼの認識配列を組み込み、この遺伝子座における高効率GTを可能にした。2.部位特異的組換え因子をイネの生育の途中で発現させ、マーカーフリー化できることを示してきたが、雌雄両器官からマーカーを除去するために新たなベクター系を構築した。3.高再分化系統のソルガム培養細胞に対し、パーティクルガンで遺伝子を導入する条件を検討した。また、抗生物質抵抗性細胞を選抜し、再分化させた苗条において外来遺伝子を確認した。4. サイレンシングの抑制がゲノム安定性に及ぼす影響を解析するために、サイレンシング機能欠損イネ系統のゲノム解析を行い、トランスポゾン転移に伴うゲノム再編成を示唆する結果を得た。また、"内在性サイレンシングマーカー"の転写上昇を指標に、サイレンシング変異体イネを選抜する実験系を構築し、またこの系を用いたスクリーニングを行った。5.プラスチド分裂タンパク質の発現抑制を行い、FtsZ1-KDではアミロプラストの分裂阻害に加えて、デンプン粒の形状が異常になること、FtsZ2-1-KD ではアミロプラストの分裂部位の絞り込みが阻害される表現型に加えて、内包膜がデンプン粒を包む様子が観察され、イネに特徴的な複粒型デンプンは、デンプン粒間に内包膜を含む隔壁が存在することが示唆された。6. 葉緑体形質転換系では微小金粒子を用いた導入効率の検討を行った。葯特異的プロモーターに連結したRNA分解酵素遺伝子(barnase)と35Sプロモーターでドライブされたbarnase阻害遺伝子(barstar)を用いて、雄性不稔キュウリを作出することに成功した。昨年に続き、B.juncea× B.napusにおいて距離と交雑率を調査したところ、5m以遠では雑種個体が検出されなかった。カボチャの形質転換系を開発するとともに種々の脱ハロゲン化酵素遺伝子を導入したキュウリでPOPsの一つであるγHCH が分解されることが示された。 |
カテゴリ | 病害虫 かぼちゃ きゅうり 除草剤 ソルガム 抵抗性 品種 |