魚介類の出荷前蓄養と環境馴致による高品質化システム技術開発

課題名 魚介類の出荷前蓄養と環境馴致による高品質化システム技術開発
課題番号 2010015431
研究機関名 (独)水産総合研究センター
(国)旭川医科大学
(地独)青森県産業技術センター
鹿児島県水産技術開発センター
宮崎県水産試験場
長崎県
(地独)北海道立総合研究機構(水産研究本部中央水産試験場)
(国)東京大学
(財)函館地域産業振興財団
(地独)北海道立総合研究機構(水産研究本部釧路水産試験場)
ニチモウ(株)
(社)海洋水産システム協会
(独)水産大学校
研究期間 2008-2010
年度 2010
摘要 (1)アジ・サバ類蓄養では漁獲時ストレスの回復効果が大きいこと、無給餌にも関わらず恒常性機能が働き1~3週間も肉質維持が可能であることを明らかにした。アオリイカを生きた状態で輸送する照度やアンモニア濃度など基本的条件を解明した。蓄養魚介類の高付加価値情報をユーザーが利用しやすい登録と閲覧の実用的システムを開発した。漁獲物の活魚海上輸送に廉価で簡便な運搬装置を開発した。(2)スルメイカは、給餌によって高品質生存を可能にし、高酸素処理1時間蓄養で活け〆による保存時ATPの消失に抑制効果のあることを明らかにした。ヒラメは、刺身用サクの貯蔵技術、品質を損なわないサク凍結品の解凍技術を開発した。エゾバフンウニとホタテガイは、海洋深層水を活用した蓄養技術を開発することで、可食期間を2ヶ月以上延長し、呈味性を20%以上向上させるとともに、その商品性も検討し、実用化を高めた。(3)種々のマーカー分子を用いて、蓄養が漁獲時のストレスを軽減させることを示した。また、短期低温飼育により代謝が抑制され、細胞増殖やタンパク質分解系に影響し、ストレスを低減化する可能性が示された。低温飼育下では、ミトコンドリアATP 合成酵素の活性や筋肉中の脂質含量が変化することも明らかとなった。スルメイカでは、新規ストレスマーカー遺伝子が同定された。また、バフンウニでは水温制御によって成熟速度を調節できることが示された。
カテゴリ 高付加価値 出荷調整 保存・貯蔵 輸送

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