課題名 | 植木・盆栽類の輸出促進に向けた線虫対策及び生産・輸送技術の開発 |
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課題番号 | 2010015523 |
研究機関名 |
千葉県 埼玉県輸出盆栽研究会 千葉県植木生産組合連合会 (独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター 埼玉県(農林総合研究センター) (独)森林総合研究所 横浜植木(株) (有)ネマテンケン |
研究期間 | 2009-2011 |
年度 | 2010 |
摘要 | (1)線虫問題の実態把握を目的に、千葉県及び埼玉県の植木・盆栽生産地の線虫調査及びEU5か国の検疫状況調査を行なった。その結果、ほとんどの土壌から植物寄生性線虫が検出され、中でもオオハリセンチュウ、ユミハリセンチュウ、ネグサレセンチュウの検出率が高かった。(2)育苗段階において、施設利用による期間短縮効果が判明し、育苗のあり方に一石を投じる結果が得られている。盆栽のゴヨウマツの根洗い適期は3月であり、根洗い後に、市販の菌根菌を接種する方法が根の再生に有効であることが確認された。(3)平成22年11月11日より植木類2樹種、盆栽類1樹種をチェコに向けて、平成22年1月6日より植木類3樹種、盆栽類4樹種をドイツに向けて輸出し、約1か月後現地で植物体の形状を調査したところ、品質低下は見られなかったが、根鉢土壌の乾燥が確認された。(4)植木生産圃場において、ホスチアゼート剤を処理すると薬害の発生が見られた。一方、フェニトロチオン乳剤は薬害の発生が認められず、登録拡大に向け処理濃度などのデータを収集する。輸出用株の根洗い養生については、9月にイヌマキを水洗しピートモスで鉢上げ、現在順調に生育している。 |
カテゴリ | 育苗 馬 乾燥 輸出 輸送 |