課題名 | 環境負荷低減を実現する果樹類白紋羽病の温水治療法の確立 |
---|---|
課題番号 | 2010015589 |
研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 長野県果樹試験場 長野県南信農業試験場 岡山県農業総合センター 茨城県農業総合センター 千葉県 エムケー精工(株) (国)広島大学 |
研究期間 | 2010-2012 |
年度 | 2010 |
摘要 | (1)傾斜地栽培における治療技術の構築において、傾斜地であっても斜度10度までは現行の処理方法で対応できることがわかった。ブドウに対しては現行よりも高温の55℃温水による処理が可能であることが示唆された。(2)温水や土壌改良材処理後のナシ樹の生育状況を把握し、次年度評価への準備が整った。定植前に温水を処理すると、定植苗の生育を促進することがわかった。熱水消毒モデル実験系において地温45℃以上で白紋羽病菌が死滅することが明らかとなり、圃場試験において温水・熱水処理により同様の消毒効果が得られた。(3)ナシとリンゴの平坦地で黒ボク土や褐色森林土の露地栽培樹における白紋羽病治療用温水点滴処理機の試験販売を開始できた。治療時期が11月までを目処にしている為、果樹園で安定性・耐久性・汎用性等の確認は次年度に繰り延べた。栽培形態や耕種的防除の体系化試験を各地で行っているが、5箇所を追加し普及拡大の進捗を広めた。各地の果樹園の水質調査を行い、水利用の効率性向上を図るために必要なフィルター等の器具開発の見通しを立てた。 |
カテゴリ | 環境負荷低減 傾斜地 栽培技術 治療技術 治療法 土壌改良 ぶどう 防除 りんご |