豚の優良遺伝資源の安全な流通、生産性の飛躍的向上を可能とする保存・活用に関する研究

課題名 豚の優良遺伝資源の安全な流通、生産性の飛躍的向上を可能とする保存・活用に関する研究
課題番号 2010015662
研究機関名 鹿児島県農業開発総合センター畜産試験場
大分県農林水産研究センター
沖縄県畜産研究センター
(独)家畜改良センター
(独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所研究所
研究期間 2010-2012
年度 2010
摘要 (1)PCV2,PRRSV,及びADVの各ウイルスの付着場所と検出方法が確立できた。まず,ウイルスの除去はPercoll密度勾配遠心法にて検討し,その濃度が50%の時が凍結精液作製に応用できる範囲で,精液洗浄と組み合わせることで各ウイルスの感染力を失わせることができた。(2)かごしま黒豚における凍結保存液の浸透圧とグリセロール濃度の最適化を検討した。(3)モニタリングに関わる測定手法、各品種における精液の処理法及び測定法の統一が図られた。各品種の頭数は当初の計画より少なくなったが、同一個体のモニタリングにより信頼性のあるデータを取得できた。(4)豚からの経膣採卵(以下OPU)に超音波画像診断装置を利用し,穿刺はヒト用経膣採卵プローブをそのまま用いることにより、かごしま黒豚からの卵子を回収できた。また,採卵時には硬膜外麻酔を実施し、豚への給餌・ロープでの保定を併用することにより、68%の豚から採卵が実施できた。(5)鹿児島県畜産試験場において、かごしま黒豚雌4頭より胚を採取、移植6頭分のガラス化保存胚を作製後、家畜改良センターに輸送した。(6)生物由来物質を含まない完全合成培地を用いて、体外成熟時及び体外発生時の胚培養密度や培地量が、卵子の成熟率・受精率・胚発生率に及ぼす影響について検討した。
カテゴリ 遺伝資源 品種 モニタリング 輸送

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