タケ資源の持続的利用のための竹林管理・供給システムの開発

課題名 タケ資源の持続的利用のための竹林管理・供給システムの開発
課題番号 2009014072
研究機関名 (独)森林総合研究所
愛媛県(林業技術センター)
大阪府(環境農林水産総合研究所)
山口県(林業指導センター)
鹿児島大学
研究期間 2005-2009
年度 2009
摘要 (1)放置竹林(モウソウチク)の地上部現存量は、既報の数値より大きく平均で約174ton/haと推定できた。伐採季節別の再生量は、どの季節に伐採しても再生竹の発生に隔年の周期性がみられたが、平均すれば再生速度への影響は小さかった。伐採列幅の再生速度への影響を検証した結果、伐採後の再生速度は列幅が10m以下と狭い方が早く、資源回帰までは少なくとも10年程度を要することを明らかにした。(2)皆伐と帯状伐による竹の伐採とチップ化について、生産性とコストを初めて明らかにした。また、生産性を向上させるための方法や、コストを下げるために必要な事項も地形や集材方向ごとに明らかにし、中課題3へ成果を受け渡した。さらにチップや稈の効率的な運搬と荷役方法についても試験を行い、林業機械を流用する際の問題点を明らかにし、一部その改良を行った。(3)竹林分布の多さや、持続的な経営の可能性を考慮して農業後継者同居率などの要因も加味して、潜在的に循環利用に有望なエリアを類型化・抽出する手法を開発した。同手法で抽出した循環利用竹林が多く存在するモデル地域を対象に、伐出からチップ化までの作業コストが一定値以下で持続的供給可能できる竹資源量を推定するシステムを開発した。
カテゴリ 経営管理 コスト

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