昆虫伝搬性イチゴ新病害(葉縁退緑病)の監視・制圧技術の確立

課題名 昆虫伝搬性イチゴ新病害(葉縁退緑病)の監視・制圧技術の確立
課題番号 2009014117
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構
北海道(中央農業試験場・空知農業改良普及センター空知南東部支所)
千葉県(農業総合研究センター)
研究期間 2007-2009
年度 2009
摘要 (1)イチゴ葉縁退緑病の病原BLOの高感度かつ高精度な検出技術を開発し、これを利用するなどして昆虫試料からのBLO検出手法、感染苗からのBLOの早期検出、バルク検定技術を確立した。(2)平成18年にBLOの保毒が確認されたヒシウンカ成幼虫の発生時期、寄主植物、越冬場所及び産卵場所などの生態が明らかとなった。発生状況や生態からイチゴへの寄生の可能性がある吸汁性昆虫を対象に保毒株と健全株を共存させた接種試験を行った結果、ヨコバイ科の1種Macropsis.sp、ジャガイモヒゲナガアブラムシ及びワタアブラムシでもBLOが検出された。しかし、接種試験で使用した健全株の発病は認められなかったため、媒介は確認できなかった。(3)数100サンプルを短期間で検定できる大量検定法を確立した。本病の苗生産及び果実生産圃場における発病・感染状況と、果実生産圃場での多発につながる伝搬パターンを明らかにした。このパターンに基づき、苗生産圃場におけるモニタリング手法を確立し、モニタリングで見つかった感染株を排除することで、多発を防ぐことができることを実証した。また、気象的な多発要因を明らかにしたが、イチゴ以外の伝染源は見つからなかった。
カテゴリ いちご ばれいしょ モニタリング

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