(ア)主要水産資源及び海洋環境モニタリング並びに関連技術の開発

課題名 (ア)主要水産資源及び海洋環境モニタリング並びに関連技術の開発
課題番号 2012020514
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 檜山義明
渡邊朝生
藤本賢
八木宏
杉崎宏哉
小埜恒夫
栗田豊
井桁庸介
山本祥一郎
内田和男
宮野鼻洋一
田所和明
桑田晃
河野悌昌
清水学
伊藤進一
上田祐司
渡邊達郎
東屋知範
市川忠史
協力分担関係 福島県内水面水産試験場
福井県立大学
東京大学
北海道大学
紋別市
オホーツク・ガリンコタワー株式会社
独立行政法人産業技術総合研究所
独立行政法人海上技術安全研究所
独立行政法人森林総合研究所
栃木県水産試験場
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 我が国周辺水域の主要資源について、調査船によるモニタリングを実施して資源評価にデータを提供した。ズワイガニのトロール調査においては、試験用の網を作製してサイズ別の採集効率を推定し、従来の採集効率の値では資源量の過大評価となること、新たな採集効率を用いることで資源評価精度の向上が見込めることを明らかにするなど、資源評価のための調査手法の課題解決に向けて必要なデータを取得。
水研センターの海洋モニタリングラインである親潮、黒潮、東シナ海のAライン、Oライン、CKラインにおいて低次生態系モニタリング並びに日本海において大陸斜面上における流動構造のモニタリングを継続的に実施した。混合域における水中グライダーの長期連続運用試験により、混合域の複雑な海洋構造を効率的に観測できることを示したほか、2012年夏季に黒潮の影響下にある太平洋南岸で幅広く確認された水深30~50mの亜表層に見られた低塩分層について、現場定線データ・数値モデル・衛星データを用いた統合的な解析により東シナ海における低塩分水の南下、7月豪雨及び複数の台風通過の影響の関与を指摘するなど、鍵となる変動現象の効率的モニタリング手法の検討を行った。
1957年から続く海産生物等放射能調査並びに1961年から続く原子力艦寄港海域海産生物放射能調査を実施し、特に高い値は得られなかった。
東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質の挙動の把握について、水産生物並びに生息環境における放射性セシウムが全体的に低下傾向にあることを把握するとともに、海底土における比較的高い放射性セシウム濃度の分布域の移動予測技術の開発、マダラやヒラメの食性、回遊が放射性セシウムの輸送・拡散過程に及ぼす影響解明調査、飼育実験による水産生物の放射性物質の取り込み・排出の把握、特異的に高濃度の放射性セシウムが検出された魚類の汚染源を解明する研究等に取り組んだ。
カテゴリ モニタリング 輸送

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