| 課題名 | セルロース系バイオマス資源作物の作出と低コスト生産技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2012020420 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
我有満 小林真 奥村健治 |
| 協力分担関係 |
JIRCAS 北海道大学 東海大学 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2012 |
| 摘要 | バイオ燃料変換技術に対応したセルロース系バイオマス資源作物の選抜や改良に関しては、a)エリアンサス新品種「JES1」(仮称。旧名はJES3)の機械収穫適性の評価では、収穫効率17乾物t/時間の可能性を得た。「JES1」に続く系統として培養増殖系の新系統「JW4S」(立型、多葉性)、「IK3A」(直立型)の収量性や機械収穫適性などの評価を開始した。b)暖地型資源作物の生産性について、エリアンサス、ネピアグラス、スイッチグラス、ジョンソングラス、ススキ、グラガグラス、雑種サトウキビの6年目の評価を行い、エリアンサスは無肥料でも乾物3t/10a・年の収量性を維持できることを明らかにした。エリアンサス属及びサトウキビ属の主要遺伝資源・系統の遺伝的多様性について、AFLP解析によりエリアンサス属は日本型とインドネシア型に大別され、サトウキビ属は種によって分別されることを明らかにした。ソルガムについては、bmr(低リグニン変異)の九州交6号の糖含量が18.4%と高い値を示した。c) 寒地型資源作物について、3倍体雑種ススキを作出し、雑種検出用DNAマーカーを開発した。ススキの新規系統の中では「農研2」が移植1年目の収量で優れており、育種母本として有望と判断した。福島市ではススキとオギの交雑種であるジャイアントミスカンサスが優れた越冬性を示したが、多収性ではエリアンサスに劣ることがわかった。d)エリアンサス、ミスカンサス、サトウキビ、ダンチクにおける組織培養及び遺伝子導入の基本技術を開発した。 エリアンサス及びススキ類の持続的な低コスト栽培技術の開発に関しては、a)エリアンサス及びススキについて、露地栽培を中心にした実生苗生産技術を開発した。b)エリアンサスへの飼料用ムギの間作では乾物800kg/10aレベルの収量性があることを示した。草本系資源作物の高熱量回収のためには細断・嫌気貯蔵が良いことを明らかにした。また、寒冷地(福島)におけるエリアンサスの越冬性に系統間差があり、「KO2立」が95.5%の越冬率を示した。c)イネ科作物とガレガ(マメ科)の混播栽培においては、交互条播することにより15~19t/haの乾物収量が得られた。d)エリアンサスは全国11か所、ススキは9か所で現地試験を行い、エリアンサスの越冬性評価から東北南部まで栽培可能と判断した。また、定植後1年目の雑草競合回避が栽培の成否のポイントであること、大苗秋植栽培によって雑草競合が軽減されることを明らかにした。 |
| カテゴリ | 肥料 病害虫 育種 遺伝資源 寒地 栽培技術 雑草 さとうきび 飼料用作物 新品種 ソルガム 多収性 DNAマーカー 低コスト |