生体防御作用に関する健康機能性解明と有効利用技術の開発

課題名 生体防御作用に関する健康機能性解明と有効利用技術の開発
課題番号 2012020427
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 山本万里
鈴木チセ
石川祐子
協力分担関係 東京大学
京都大学
大阪大学
大阪医科大学
九州大学
東北大学
三重大学
鹿児島県
掛川市
アサヒビール
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 農産物・食品の生体防御に関わる健康機能性の評価技術と関与成分の科学的実証に関しては、a)乳酸菌代謝物であるヒドロキシフェニル乳酸及びインドール乳酸(ILA)の添加によりヒト角化細胞へのUVB照射によって引き起こされる炎症性サイトカイン(IL-6)の産生が抑制されること、及びヒドロキシフェニルピルビン酸及びILA塗布により、ヘアレスマウスのUVB照射による表皮の構造の変性が抑制されることを見出した。b)PC12細胞を用い、神経成長因子様作用をもつ東北地方特産ダイズ、雑穀を見出した。同時に、SH-SY5Y細胞を用い、アミロイドベータペプチドにより引き起こされるアポトーシスを抑制する効果(神経保護作用)をもつ東北地方特産ダイズ、雑穀を見出した。c)茶葉中の新たな抗アレルギー成分として従来のメチル化カテキンであるエピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3”Me)より強いマスト細胞ヒスタミン遊離抑制活性を持つエピカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(ECG3”Me)を見出した。ECG3”Meは茶品種・茶期では、「べにふうき」三番茶に最も多く含まれていたが、EGCG3”Meとは異なり少量ながらも、ほとんどの品種に含有されていた。d)ヒト糞便からルチンをケルセチンに代謝する腸内細菌Bacteroides sp TM-80株を発見した。また、TM-80株を単独でルチンと培養するよりも、Bifidobacterium breveもしくはLactobacillus fermentumと共培養した方がルチンからケルセチンへの代謝性が高いことを明らかにした。e)落花生アレルゲンAra h1、h2、h3を硫酸アンモニウム沈殿により簡便に精製する方法を開発した。本法により、それぞれ91.3%、86.4%、93.9%の純度のアレルゲンタンパク質を得ることができた。f)ノビレチン等のポリメトキシフラボンが、NK細胞でのグランザイムA及びグランザイムBの遺伝子発現を著明に増強することを明らかにした。g)キサントフィル等の機能性成分の代謝に関しては、ルテインから2段階の酸化によって生成する代謝産物を単離し、2種の立体異性体からなるε,ε-カロテン-3,3'-ジオンと推定した。
機能性成分を高めた農作物の生産方法と食品の開発に関しては、a)「ゆたかみどり」は他の品種に比べ、高EGC浸出液もしくはエキスを得やすい茶品種であること、4℃緑茶抽出液の免疫賦活活性は、3番茶>2番茶>1番茶となること、緑茶由来のRNA含有粗多糖類(iTPS)は、TLR7の活性化を介して、インターフェロンαを産生誘導することを明らかにするとともに、EGCの吸収を高める食材として米が有用であることを明らかにした。b)ネギ葉身中粘液のマクロファージ細胞からのTNF-α産生の品種間差異は認められなかったが、栽培時に潅水量を増加するとTNF-α産生量が増加することを明らかにした。c)共生関係を有する新規な乳酸菌の組み合わせを見出し、マウスT細胞のTGF-βによる制御性T細胞分化誘導条件において、ラクトフェリンの添加が分化誘導T細胞のサイトカイン発現パターンを変化させることを明らかにした。d)ヒト試験にて、乳酸菌H61株死菌体の8週間摂取が50~60才女性の肌水分量を保持させることを明らかにした。
カテゴリ 機能性 機能性成分 大豆 ねぎ 評価法 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる