課題名 | 気候区分に対応した用途別高品質・安定多収小麦品種の育成 |
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課題番号 | 2013023004 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
藤田雅也 田引正 中村俊樹 高田兼則 中村和弘 |
協力分担関係 |
京都大学 道総研北見農業試験場 長野農業試験場 帯広畜産大学 日本製粉 ホクレン農総研 生物研 岡山大学 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2013 |
摘要 | パン用等の有望系統・品種の栽培性と用途別の品質評価に関しては、 a) 長崎県との協同研究により開発し平成24年度に品種登録出願した「長崎W2号」は、普及に向けて長崎県での奨励品種採用が決定した。 また、「銀河のちから」が岩手県で、「せときらら」は山口県で、「ユメシホウ」が三重県で奨励品種に採用された。 b) 寒冷地向け超強力コムギ「東北225号」の権利確保のための品種登録を出願することとした。 c) 低カドミウム蓄積系統の「中国165号」は子実カドミウム濃度の国内基準値が未定のため、カドミウム濃度以外の形質の確認を含め、奨励品種決定調査を継続することとした。 DNAマーカー等を利用した製パン適性や縞萎縮病抵抗性に優れた系統の選抜状況に関しては、 a) アミロース含量に関わるWx遺伝子、グルテン物性に関わるGlu-1、Glu-3遺伝子、縞萎縮病抵抗性に関わるYmIbについて、DNAマーカーによる選抜を実施し、育種の効率化を進めた。 b) 「ネバリゴシ」に4種類の赤さび病抵抗性遺伝子を2つずつ導入した系統を開発し世代を進めた。 c) 交配母本等に利用する約300品種系統について、平成24年度のグルテンに加えて出穂関連(Vrn、Ppd)、穂発芽(MFT)、種皮色(Tamyb10)、半矮性(Rht)などの遺伝子型をカタログ化した。 新規用途向き品種とその利用技術に関しては、 a) でん粉について、新規用途向き甘味種コムギとその姉妹系統において、東北から九州までそれぞれの地域に適応した4品種・系統の特性評価を開始した。また、アミロースが低減するWx-A1c、‐A1e及び‐A1i遺伝子における変異を特定し、DNAマーカーを開発した。 b) グルテンについて、判別が困難だったGlu-A1遺伝子座のGlu-A1bとGlu-A1cを判別するDNAマーカーとGlu-B1c、Glu-B1dを判別するDNAマ ーカーを開発した。また、新規と考えられるGlu-B1遺伝子型を見出した。 このほか、 a) 「きたほなみ」の高製粉性に関わる3B及び7A染色体上のQTLを同定し、同品種を片親とした複数の分離集団でそれらの効果を確認した。 |
カテゴリ | 育種 萎縮病 小麦 水田 DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 品種 輪作 |