| 課題名 | 侵入病害虫等の被害リスク評価技術の開発及び診断・発生予察技術の高度化 |
|---|---|
| 課題番号 | 2013023060 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
大藤泰雄 宮田伸一 |
| 協力分担関係 |
横浜植物防疫所 茨城農総セ 富山農水総技セ 山形農総セ 新潟農総研 岩手県病害虫防除所 鹿児島農総セ |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2013 |
| 摘要 | 国内未侵入病害虫の経済的影響評価方法に関しては病害虫による被害拡大に関する疫学モデルの基本モデルとして被害拡大のフェーズご との基本モデルを作成した。また、経済的リスク評価手法の枠組みとして、決定樹分析と費用便益分析を選定し、その手順について作成した。 侵入防止に実効性のある診断技術の開発に関しては、トウモロコシ萎凋細菌病検出技術のマニュアル化のためのLAMP法及び試料調整方法の改良を行った。 再興病害であるイネ縞葉枯病に関しては、簡便な調査技術としての簡易ELISA法の改良に成功し、発生予察事業への導入に向けた準備を整 えた。また、縞葉枯病の疫学動態について、現地試験データの時空間的解析により縞葉枯病の水田内での広がり方やイネの減収要因を解明するとともに、経卵伝染により保毒するヒメトビウンカ成虫体内のイネ縞葉枯ウイルス量の変化などの情報を得た。 新興害虫である斑点米カメムシ類に関しては、斑点米カメムシ類のトラップ誘殺数に基づいた広域発生予察技術に必要なトラップ設置数を明らかにし、また、トラップ資材の変更に伴うデータの読み替え方法を確立して過去のデータの利用を可能にした。周辺植生情報に基づくリスク評価については、カスミカメムシ2種の水田への侵入量に影響する土地利用は、主に牧草地とイネ科雑草地であり、年次によって影 響の方向性が逆転することや影響の程度が変化することを明らかにした。 カンキツグリーニング病に関しては、平成24年度に開発した高性能プライマーを利用することで、DNA抽出過程を大幅に簡略化できること を明らかにし、これらの技術を総合した感染樹検出手法のマニュアル化と普及に向けた活動を行った。再侵入源の解明のため、ミカンキジラミの個体群を地域単位で識別するためのDNAマーカー候補を選抜した。 このほか、a) 徳島県でビワに発生したキジラミによるすす病多発生による被害が、分類学的・生物学的特性の解析から国内未確認の新種 のキジラミによることを明らかにし、発生予察における特殊報の発令や適用可能な農薬の解明など行政の対応に貢献した。 |
| カテゴリ | 病害虫 害虫 カメムシ 雑草 縞葉枯病 診断技術 水田 DNAマーカー とうもろこし 農薬 斑点米カメムシ ヒメトビウンカ 評価法 びわ 防除 予察技術 その他のかんきつ |