発酵TMR素材となる地域資源の飼料特性・機能性評価

課題名 発酵TMR素材となる地域資源の飼料特性・機能性評価
課題番号 2012021095
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
京都大学大学院農学研究科
研究期間 2010-2012
年度 2012
摘要 ①収穫残渣、製造副産物計5点を供試し、一般成分組成、繊維成分、ポリフェノール含量、DPPHラジカル消去能の測定を行った。その結果、レンコン収穫残渣のポリフェノール含量とDPPHラジカル消去能は極めて高いこと、清酒製造過程で産出される白ヌカの繊維含量は非常に低く、赤ヌカはCP、EEが比較的高いことを認めた。また、液化仕込酒粕のCP含量は極めて高く、その多くがNDFあるいはADF不溶分画に存在していることを示した。
②肉牛用基礎飼料の7.5-25.0%を黒豆枝豆枝葉部に代替し、CP含量を等しくして、緬羊に体重の2.3%乾物量を給与する代謝試験を開始した。その結果、黒豆の枝豆枝葉部を基礎飼料の7.5-25.0%代替しても乾物摂取量を抑制せず、乾物消化率を改善することを示した。また、給餌後の第一胃液pHが低下する傾向を認めた。
③材料の濃厚飼料、チモシー乾草およびアルファルファ乾草部分を各々ワイン澱、ワイン粕および黒豆枝葉部に代替した小規模の乳牛用発酵TMRを作成し、化学成分と発酵品質の調査を開始した。これらいずれの処理区においても調製4週後の発酵TMRにはカビの発生が認められず、pHは4.34-4.58、NH3-N/T-Nは1.60-2.55%FMの範囲で、良好な品質であることを示した。また、ワイン澱とワイン粕の添加量の増加に伴いNH3-N/T-Nは減少することを示した。
カテゴリ アルファルファ 機能性 肉牛 乳牛 れんこん ワイン

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