課題名 | 気候区分に対応した用途別高品質・安定多収小麦品種の育成 |
---|---|
課題番号 | 2014025511 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
藤田雅也 八田浩一 中村俊樹 高田兼則 中村和弘 |
協力分担関係 |
カネカ 長田産業 ライオンフーヅ 北見農試 長野農試 日本製粉 京都大学 岡山大学 ホクレン農総研 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2014 |
摘要 | パン用等の有望系統・品種の栽培性と用途別の品質評価に関しては、 a) 寒冷地向け軟質系統「東北228号」は、刈り遅れると穂軸が折れやすくなる短所があるが、実需者のめん加工試験(2月)の結果が概ね良好であった。 b) パン用有望系統「西海196号」は、品種登録出願を行い、工場製粉レベルでの実需者評価を行うため佐賀県神崎市において大規模試作(5ha)を開始した。 c) 「きたほなみ」由来の高製粉性と良色相を導入しためん用軟質系統「西海199号」を新配付系統とした。 DNAマーカー等を利用した製パン適性や縞萎縮病抵抗性に優れた系統の選抜状況に関しては、 a) 個体選抜や系統選抜の一部で、アミロース含量(Wx)、グルテン物性(Glu-1、Glu-3、Gli-1)、硬軟質性(Pin)、高タンパク化(Gpc-B1)、穂発芽性(MFT)、縞萎縮病抵抗性(YmIb)について、DNAマーカーによる選抜を実施し、育種の効率化を進めた。 b) DNAマーカー選抜、コムギ縞萎縮病特性試験、収量試験、穂発芽検定等の結果により、タマイズミにコムギ縞萎縮病抵抗性遺伝子とABA代謝酵素遺伝子変異を合わせ持つ7系統を選抜した。 c) アソシエーション解析によって「きたほなみ」由来の製粉性向上に関わる量的遺伝子座(QTL)を見出し、効果の高い8個について近傍にある一塩基多型(SNP)をPCRで検出できるマーカーを開発した。 新規用途向き品種とその利用技術に関しては、 a) でん粉については、アミロース含量を低くする効果があるデュラムコムギから変異遺伝子Wx-A1i、野生二粒系コムギからWx-A1dを導入した系統を開発した。 b) グルテンについては、超強力コムギ「みのりのちから」(Glu-B3g)の方が、「ゆめちから」(Glu-B3b)より製パン性が優れており、その結果釜伸びで差を確認した。また、既存のグルテンより弾力が強く、製パン性や中華麺等のコシの改善効果に優れるグルテンを「ゆめちから」から共同研究により開発した。 |
カテゴリ | 育種 萎縮病 加工 小麦 水田 DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 品種 輪作 |