課題名 | 果菜類の高品質化・生産性向上に資する品種・系統の育成 |
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課題番号 | 2014025547 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
野口裕司 曾根一純 |
協力分担関係 |
新潟県農総研園研セ タキイ種苗(株) 京都産業大 愛知農総試 岡山農林水総セ農研 高知農技セ HRC(ラオス) CARDI(カンボジア) 信州大 岡山大 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2014 |
摘要 | ナス科野菜の先導的品種・系統開発に関しては、 a) 「トマト安濃交8号」及び「トマト安濃交9号」の育成系統評価試験の結果、「トマト安濃交9号」は長期多段どり栽培、夏秋栽培ともに多収性を示し、高評価を得た。 b) 完全種なしナスの有望系統として選抜した「CMS試交09-03」及び「CMS試交10-03」の種子親系統の戻し交雑を進めたほか、葉枯れ症状の原因解明に向けて、単為結果性CMS系統とヒラナスの交雑種子等を採種した。 c) 「ナス安濃交9号」を「あのみのり2号」として品種登録出願するとともに試作用種子を準備し、出願公表後に40都道府県の生産者等から寄せられた220件以上の試作用種子提供申し込みに対応した。 d) 青枯病・疫病強度抵抗性台木用トウガラシ「L4台パワー」、「台ちから」を品種登録出願した。 ウリ科野菜に関しては、 a) 「キュウリ安濃4号」の育成系統評価試験(2年目)を行い、黄化えそ病抵抗性に優れると判定されたことから、中間母本として品種登録出願することとした。 b) 「キュウリ安濃4号」の黄化えそ病抵抗性抵抗性に連鎖したSSRマーカーを選定した。 イチゴの先導的品種・系統開発に関しては、 a) 寒冷地向け夏秋どり四季成り性イチゴ品種の育成について、収量が極めて多く、1果重が大きく、日持ち性に優れる1系統を選抜し、東北5県における系統評価を行うこととした。 b) 植物工場向けイチゴ品種の育成について、「久留米64号」の一年目の育成系統評価試験を実施したところ、収量性が劣るものの果実品質が優れるとの評価を得た。 c) 草型、根部形態評価など少量培地耕適性の評価法に基づき、高設少量培地耕に適した多収系統として、系統選抜試験で4系統、生産力検定試験で1系統を選抜した。 |
カテゴリ | 青枯れ病 いちご 黄化えそ病 きゅうり 施設園芸 台木 多収性 単為結果 抵抗性 とうがらし トマト なす 評価法 品種 |