| 課題名 | 寒地畑輪作における根圏の生物機能を活用したリン酸等養分の有効利用技術の開発 |
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| 課題番号 | 2015027818 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 協力分担関係 |
空知農業改良普及センター JA いわみざわ 東北大 山形大 秋田県立大 北海道大 岩手県立大 小岩井農牧(株) 三菱レイヨン(株) 各県公設農業研究所 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2015 |
| 摘要 | "土着菌根菌(AM菌)等の利用によるリン酸減肥技術に関しては、_x000D_ a) 平成26年度までに開発した作付け前土壌の菌根菌DNA含量による感染ポテンシャル評価手法について、農家ほ場の土壌を対象に有効性を検証したところ、ダイズの感染率と有意な相関が認められず本手法には適用の限界があることを示した。_x000D_ b) 検定植物を短期間栽培した後の根長当りの菌根菌感染単位密度を求める手法は、土壌への菌根菌添加量と相関する値を示せること から菌根菌感染ポテンシャル評価手法として有望であることを確認した。_x000D_ c) 平成25年度に示した土着菌根菌の宿主跡地のダイズ作でリン酸施肥を3割削減する技術について、JAと共同で現地実証試験を行い本技術の有効性を再確認するとともに現地普及を進めた。_x000D_ d) ダイズに対する土着菌根菌の感染ついて、低温(気温:14-20℃、地温:17℃)であっても通常温度で効果の見られる生育ステージに至れば、土着菌根菌は十分に根に感染し、ダイズの生育を促進することを明らかにした。_x000D_ e) 平成25年度に示したダイズにおけるリン酸減肥指針に、低温リスクが低いことの情報を付加し、ダイズの寒地型リン酸減肥指針を 完成させた。_x000D_ 寒地における有機物分解や物質代謝を担う根圏の生物機能の解明に関しては、_x000D_ a) 太陽熱消毒期間中に土壌バイオマスリンが低下することを明らかにした。また、この場合は土壌バイオマスリンに比べてトルオー グ法による可給態リンが土壌のリン酸供給能の評価手法として妥当であることを示した。_x000D_ b) 施肥後に太陽熱消毒を行なう作業体系において、施用した有機質資材から太陽熱消毒中に有効化するリン酸量をトルオーグ法によ る測定値に基づき化学肥料の施用量に換算する手法を提示した。_x000D_ c) 平成26年度に引き続き秋播きコムギの生産性について現地実態調査を行い、輪換圃・畑地1作目と固定圃・コムギ連作で収量が低いことを平成26年度と同様に確認した。_x000D_ d) ダイズ多収技術として肥効調節型肥料や深層施肥の効果を検討し、収量が300kg/10aを超えるような圃場では効果が現れないことを確認した。_x000D_ e) 伏流式人工湿地システムにおいて目詰まり防止や濾床表面の安定化のために利用する植物として、ヨシが好適であり、その定植方 法を確認した。_x000D_ f) 伏流式人工湿地システムは、搾乳パーラー排水や養豚スラリー尿液など、多様な有機性排水を冬期も含めて最大で10年間、安定し て浄化できることを現地実証するとともに、活性汚泥処理とのコスト比較を行い、これらの情報を含めた技術マニュアルを作成した。_x000D_ _x000D_ _x000D_ このほか、_x000D_ a) 植物根中の菌根菌を選択的かつ高コントラストで染色でき、従来の染色法に比べて安全で組織保存性が高く、低倍率での観察が可 能な新たな染色法を開発した。_x000D_ _x000D_ "_x000D_ |
| カテゴリ | 土づくり 肥料 寒地 コスト 栽培技術 施肥 大豆 豚 輪作 |