課題名 | 地域特性に応じた園芸・畜産等の効率的かつ安定生産に資する農業機械・装置の開発 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 革新工学センター 研究推進部 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 革新工学センター 次世代コア技術研究領域 |
協力分担関係 |
民間(13) (公社)農林水産・食品産業技術振興協会 NOSAIおかやま 公設試験研究機関(11) 筑波大学 鳥取大学 |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2020 |
摘要 | トマト用接ぎ木装置については、新開発の樹脂製テープ接合方式により、450~500 本/h と熟練作業者の約 2 倍以上の作業能率、90%以上と熟練作業者並みの活着率の開発目標を達成した上に、資材費を最大で従来の約 8 割削減でき、令和 3 年春以降の市販化を予定している。今後、国内栽培の約 6 割を占める接ぎ木苗のみならず、海外への普及も見込まれる。カウシグナルスコアのうち、周産期管理でより重要であるにもかかわらず、ボディコンディションスコア及びルーメンサイズスコアは判定者によるばらつきが大きいことが課題であったが、これらスコアの AI による判定機能の開発を優先した結果、乳牛の 2 次元画像から工学的手法に基づき決定係数 0.8 以上で高精度に判定できる手法を開発した。果樹園用手持ち式花蕾採取機について、棚栽培のスモモとナシで花蕾採取の現地試験を行った結果、作業時間が 8~9 割削減できること、また、モモとリンゴの摘果作業に適用した結果、作業時間を2~3割程度削減できることを明らかにした。豚舎洗浄ロボットは、市販プロトタイプの開発が新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に遅れたが、令和 3 年度市販化を予定している。 |
カテゴリ | 市販化 すもも 接ぎ木 トマト 乳牛 豚 もも りんご ロボット |