課題名 | 東アジア産バラ科の木材組織(606) |
---|---|
課題番号 | 1994004628 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
東北木材利用・組織研(支所長) |
研究期間 | 継H02~H06 |
年度 | 1994 |
摘要 | 日本産バラ科サクラ属のうち14種15標本について、横断面における道管分布の定量的な解析を行った。各標本について、年輪界と年輪の中間部分のそれぞれ1断面について画像解析をおこない、管孔の平均断面積、管孔密度、管孔占有面積比、複合管孔比を算出し、比較した。その結果、スモモ亜属およびモモ亜属の半環孔材では、年輪の終わりでは管孔断面積が3分の1以下で、密度が1.5倍以上となること、ウワミズザクラ亜属では比較的大型の管孔がまばらに散在していること、ヤマザクラはもっとも大型の道管をもち、年輪の中間で密度を増すことなど、樹種ごとの木材構造をある程度定量的に表現することができた。 |
カテゴリ | 加工 さくら すもも ばら もも |