台木の違いによる樹勢制御と品質との関連性

課題名 台木の違いによる樹勢制御と品質との関連性
課題番号 2001000420
研究機関名 独立行政法人農業技術研究機構
研究分担 農業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センター 特産作物部 果樹研究室
研究期間 新規2001~2001
年度 2001
摘要 i)矮性台木として実用化されているカラタチの変異系統ヒリュウはその初期成育がカラタチ実生より劣る。そこで、実生の生育に及ぼす燐酸の効果を検討したところ、赤玉土2L当り50gの過燐酸石灰を施用すると、ヒリュウ実生の生育が約3倍も促進されることが判明した。ii)台風による塩害を受けやすい地域や塩類集積土壌に適する台木を選択するため、海水処理の影響を調査した。海水か2倍希釈液の散布で台木実生に落葉が生じ、その程度はカラタチやヒリュウよりシトロメロやシイクワシャーが小さいことを確認した。海水の灌水によるウンシュウミカン苗の光合成速度は低下したが、カラタチ台とヒリュウ台で大差なかった。iii)土壌樹体間起電力に基づく乾燥ストレス診断技術を開発するため、電位計で起電力の測定を試みた。ウンシュウミカン苗で起電力の連続測定が可能であったが、乾燥ストレスによる起電力の上昇は測定時期と測定機材により左右され、実用化にはなお検討を要する。
カテゴリ 温州みかん 乾燥 傾斜地 診断技術 台木

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