課題名 | 高性能機器分析による抗酸化成分等の精密な化学構造の解析・同定 |
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課題番号 | 2004005395 |
研究機関名 |
食品総合研究所 |
研究分担 |
食品総合研究所 生物機能開発部 細胞機能研究室 |
協力分担関係 |
動物衛生研究所 農業生物資源研究所 森林総合研究所 農業生物資源研究所 亀田製菓(株) 東北農業研究センター (独)畜産草地研究所 九州沖縄農研 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2004 |
摘要 | イネ若葉中の抗アレルギーおよびメラニン生成抑制活性化合物として、7種類のフラボノイドを検出し、そのうち3つを精製し、NMR及びMSスペクトル解析の結果、それぞれカリノシド、ネオカリノシド、イソオリエンチン-2"-β-グルコシドというフラボンC-グリコシドと同定した。エゴマ種子中の抗変変異原成分として、アピゲニン・ルテオリンを同定した。約50品種のエゴマ葉について抗変異原性試験を実施し、品種差があることを確認した。ブロッコリの主要活性成分であるグルコシノレートについて、抽出条件による溶出効率の相違と保存条件による経時変化をLC-ESIMSで調べた。メタノール及び熱メタノールによる抽出効率が最も高く、抽出物のLC及びTICでは多数のピークが認められたが、グルコシノレートに特徴的な硫酸イオンを指標とすることにより対象を絞ることができた。沖縄特産果実のスターフルーツで血糖値上昇抑制活性を示すプロシアニジンの重合度を調べ、低分子画分では12量体、高分子画分では30量体までのプロシアニジンオリゴマーが観測された。パイナップル葉中のカフェ酸誘導体と考えられていた活性成分は、シナピン酸のグルコースエステルであることが分かった。 |
カテゴリ | えごま ごま パイナップル 品種 |