日本海浅海漁場における主要な増養殖対象種の生態の把握及び漁場管理手法の開発

課題名 日本海浅海漁場における主要な増養殖対象種の生態の把握及び漁場管理手法の開発
課題番号 2005007697
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 水産総合研究センター 日本海区水産研究所 海区水産業研究部 資源培養研究室
水産総合研究センター 日本海区水産研究所 海区水産業研究部 海区産業研究室
協力分担関係 長崎大学
秋田県水産振興センター
研究期間 新規2001-2005
年度 2005
摘要 ・岩礁域では,優占動物や植生の長期的経年変動を,室内実験では、ウニ類、巻貝等の岩礁性植食動物の好適生息条件を把握し、岩礁域の主要動植物の生息様式を把握した。また、外海砂浜域では優占するベントスの現存量を有機炭素量で検討し,食物網構造の定量的把握を行った。これらにより,日本海をモデルとした浅海漁場の特性を解明した。・ヒラメの成育場からの移動は,餌不足が引き金となること,小魚が多い場では,それらを摂餌し比較的長期間留まることを明らかにした。一方,ホシガレイ種苗の主要な餌は表在性小型甲殻類であり,それらはアマモ場や波打ち際から供給されると推定した。これらにより,異体類の好適な成育場の成立条件は餌生物の質と量であることを把握した。・ヒラメの稚魚の餌料要求量と餌生物の推定生産量,また,食害生物による食害量から稚魚の生き残り量が推定できるようになった。また,ヒラメ稚魚の資源への加入過程で、成育場でのは餌不足が引き金になっていることを解明した。・以上の結果を基に,岩礁域を増殖場として有効に利用する手法,異体類種苗の放流適地,適期等、適正管理手法を開発し、これらの知見を漁業者や府県担当者に提供した。
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