課題名 | a.トマトを中心とした高収益施設生産のための多収、低コスト及び省力化技術の開発 |
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課題番号 | 2006008484 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 高収益施設野菜研究チーム |
協力分担関係 |
大阪府立大学 グリンテック(株) MKVプラテック(株) 愛知県農業総合試験場 東海大学 千葉大学 宮城教育大学 群馬県農業技術センター |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)ユニット工法ハウスの初期モデルについて日射量の透過率を調査し、冬季で50%前後、夏季で約60%であることを明らかにした。また、夏季日中のハウス内外気温の差は3℃程度であり、0.4mm防虫網で密閉しても夏季のトマト栽培は可能であることがわかった。これらを総合的に検討して屋根ユニット構造材のサイズダウンや部材改良を加えて普及モデルの仕様を決定し、従来工法ハウスより建設コストを4割以上削減可能であることを示した。(2)トマトで根域の冷却・加温が生育や収量に及ぼす影響を調査し、培地冷却により尻腐れ果が減少する一方、裂果、小果、乱形果が増加することがわかった。(3)養液栽培の日施用技術をロックウール栽培に適用し、高温期には、ロックウール栽培においても養分の施用量の調節によって葉面積を制御でき、施肥量の削減と収量の増加が可能であることを明らかにした。(4)可動式誘引具の作業時間は、慣行のボビン巻き取り式誘引具と比較してやや短縮される傾向が見られ、筋肉負担が軽減されることを示すデータが得られた。(5)トマトの生育モデル構築のための基礎データとして、日本および欧州品種の長期多段栽培における生育・収量特性データを得た。(6)施設環境モデルの要素技術として、気象立地と施設構造による暖房燃料消費量の解析ツールを作成した。 |
カテゴリ | コスト 省力化 施肥 施用技術 低コスト トマト 品種 養液栽培 |