| 課題名 | c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2006008494 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター カバークロップ研究チーム |
| 協力分担関係 |
(独)農業環境技術研究所 岡山県農業試験場 和歌山県農業技術センター 鳥取県農業試験場 愛媛県農業試験場 宮城教育大学 東京大学 岡山大学 愛媛大学 日本エコアグロ(株) |
| 研究期間 | 新規2006-2010 |
| 年度 | 2006 |
| 摘要 | (1)カバークロップの抑草効果を決定する埋土種子集団の動態について、畑地重要雑草のメヒシバの埋土種子は夏季に枯渇することを明らかにし、その抑草メカニズムと秋耕の有効性など防除法に関する重要な知見を得た。(2)カバークロップの抑草効果と大豆収量を高める大麦の播種期、密度、大豆播種期、不耕起栽培とナタネリビングマルチの雑草密度減少効果を明らかにしたほか、大豆狭畦密植栽培を組み合わせた抑草技術を開発した。(3)カバークロップの大豆増収効果がこの栽培に特徴的な窒素可給化パターンや菌根菌の関与によることを明らかにし、炭素吸収源としての機能評価につながる炭素動態データの蓄積や土壌呼吸測定装置の製作が行われるなど、カバークロップの新機能を解明する研究に展開が見られた。(4)カバークロップ麦の刈り敷きやすき込みがカリ供給やリン酸の循環を促進する可能性、カバークロップの混植がバイオマス増加と養分放出を増加することなどの知見を得、野菜作における養分動態に及ぼす効果の評価が進んだ。(5)実測土壌データを基にした有芯部分耕の水分移動シミュレーションが部分耕適用土壌条件の診断に有効であること、根染色法が野外トマト根の分布の分析やクローバーの株範囲等の特定に有効であることを示し、根圏での栄養動態や植物間相互作用を解析する手法の開発が進んだ。(6)大麦リビングマルチが、害虫の天敵ゴミムシ類を増やすこと、害虫の産卵行動を阻害することを明らかにした。植物抽出資材がアオムシ等を抑制する一方、天敵や有用土壌動物相の生育や活動を阻害しないことを確認し、リビングマルチの併用技術としての可能性を示した。(7)リビングマルチ栽培の夏作野菜と麦類刈り敷きカバークロップ栽培の適品目と最適作型の検討を進めた。また多数のカバークロップ候補草種で自生化の危険性や雑草抑制効果についてデータを蓄積するとともに、現場における問題点の抽出を行い、カバークロップ栽培技術開発のための基盤的研究が進んだ。(8)被覆資材の利用では植穴法が生分解性シートや各種マルチで植物被覆速度が速く抑草効果も高かった。矮性チガヤとシバ混植によって早期被覆が可能になり雑草の繁茂が抑制された。人力けん引法面草刈機は、チガヤ主体の植生に遷移させ、刈取丈を短くすることでその効率が向上すること、多段テラスでは作業負担が軽減することを明らかにした。 |
| カテゴリ | 病害虫 大麦 害虫 栽培技術 雑草 大豆 トマト なたね 播種 不耕起栽培 防除 |