r.草地飼料作における減肥・減農薬の環境対策技術の検証と新たな要素技術の開発

課題名 r.草地飼料作における減肥・減農薬の環境対策技術の検証と新たな要素技術の開発
課題番号 2006008509
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 飼料作環境研究チーム
協力分担関係 (社)日本草地畜産種子協会
(独)家畜改良センター
北海道大学
岩手大学
宮城大学
静岡大学
滋賀県立大学
(株)タカキタ
秋田県農林水産技術センター
秋田県平鹿地域振興局
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)高塩類堆肥は、高カリウム含量で糖度の高いイチゴ、ミニトマトの生産を可能とするが、土壌の陽イオンバランスがK供給に大きく傾くためにCa欠乏症が発生した。さらに、土壌溶液の陽イオンバランス指標ARK+Naを考案し、ミニトマト果実に障害が発生する閾値を明らかにした。(2)地上部窒素蓄積量が400 kg/haを越えるサトウキビ系統と、北関東で越冬可能なサトウキビ近縁種を発見した。(3)アップカットロータリの前部にメタン消化液を吐出した後、ロータリにより下層から上層へ攪拌することにより、施用後の臭気を抑制できる簡易な施用機を開発した。(4)荒廃農地の復元および傾斜地管理に利用できる無線草刈機の作業技術を開発した。(5)植物の害虫抵抗性を高めることが知られている共生糸状菌は、減農薬技術としてその導入が期待されているが、類縁菌に家畜毒性を有するものがあるため、それらとの識別が課題であった。そこで家畜毒性のない共生糸状菌;Neotyphodium occultansに感染した植物から、本菌の遺伝子のみを特異検出するためのPCRプライマーを設計することにより、家畜毒性を有するNeotyphodium lolii等との区別が可能となった。(6)エンドファイト感染牧草のカメムシ抵抗性にはN-formyllolineが関与していることを明らかにし、また、植物中のN-formylloline濃度を短時間で分析する方法を開発した。なお、家畜ふん尿中に含まれる抗生物質の堆肥中の含量を測定した結果は、19年度からの土壌中の抗生物質動態調査に活用する。また、N-P-Kの系内循環効率を改善するための輪作体系については、20年度からの実証栽培にむけての準備を行った。
カテゴリ 病害虫 いちご 害虫 カメムシ 環境対策 傾斜地 さとうきび 抵抗性 農薬 ミニトマト 輪作体系

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