課題名 | a.寒地畑作物バイオマス資源の多段階利用技術の開発 |
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課題番号 | 2006008576 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター 寒地バイオマス研究チーム |
協力分担関係 |
産業技術総合研究所 北海道大学 帯広畜産大学 藤女子大学 東京農業大学 熊本大学 十勝圏振興機構 ホクレン 日本甜菜製糖株式会社 よつ葉乳業(株) |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)根中糖分が高く黒根病抵抗性と褐斑病抵抗性に優れるてん菜の育成系統「N1466」と「N1468」を有望と判断した。(2)てん菜採種栽培におけるGM遺伝子の混入・拡散対応研究では、花粉飛散距離を予備検討したほか、掘り残し株が花粉源となる可能性を見出した。(3))農産副産物を原料とする機能性油脂のセラミドおよび関連脂質を大量生産するのに適した酵母菌株として、ビート廃糖蜜ではSaccharomyces kluyveri半数体SP-25を作出・選抜するとともに、副次的成果として、チーズホエーではKluyveromyces lactis M-11を、さらに、ステリルグルコシドを高蓄積するK. lactis M-16を見出した。(4)ペントースなどバイオマスの各種構成糖を乳酸、エタノールなどへ高効率で変換する乳酸生成糸状菌としてRhizopus oryzae が有効で発酵収率の向上にはpH制御が重要であることを見出した。(5)ポテトパルプからの麺用ほぐれ剤、ビートファイバーからの機能性脂質セラミドの抽出法ならびにポテトパルプ・小麦ふすま混合サイレージ製造法を確立した。規格外小麦の利用については、エタノール収率90%となるエタノールの試験製造を行い、その際の物質収支を解析した。 |
カテゴリ | 寒地 機能性 小麦 抵抗性 |