r.草地飼料作における減肥・減農薬の環境対策技術の検証と新たな要素技術の開発

課題名 r.草地飼料作における減肥・減農薬の環境対策技術の検証と新たな要素技術の開発
課題番号 200709531
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,飼料作環境研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,飼料作環境研究チーム
協力分担関係 宮城大学
静岡大学
岩手大学
滋賀県立大学
北海道大学
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)共生糸状菌(エンドファイト)が産生するN-formylloline(NFL)はアカヒゲホソミドリカスミカメに対して殺虫効果があることを確認した。エンドファイトに感染した植物においてもNFL濃度とアカヒゲホソミドリカスミカメ抵抗性には相関が認められた。カメムシ抵抗性に優れた牧草の選抜においてはNFL濃度を指標とすることが有効である。2)香川県では、飼料用さとうきびを8月の早期収穫後、11月に収穫する2回刈り区では、合計収量、窒素蓄積量ともに11月のみ収穫の1回刈り区を下回り、飼料用さとうきびの2回刈りを行うと収量、窒素蓄積量が減少することが示唆された。しかし、8月の早期収穫においても作物体への硝酸態窒素の蓄積は認められず、飼料の安全性の観点からは早期収穫も可能である。3)雑草等が優占した急傾斜地の放牧地において、無線草刈機利用により、安全、快適、高能率に草刈作業ができ、適切な作業と放牧により牧草が再生し、荒廃を回避できることを示した。また、この草刈機動力部に搭載可能な堆肥散布機を試作・改良した。本散布機は、低重心の無線草刈機をベースとすることから、従来は機械化が困難であった急傾斜地でも、平地と同様に散布作業を機械化できる。4)イネ科草本の茎頂分裂組織を切り出し、ラクトグリセロールに浸漬して脱色・透明化して微分干渉顕微鏡で透過観察することで、ネオティフォディウム・エンドファイトの共生および感染状況を観察し、検出できることを明らかにした。
カテゴリ 病害虫 カメムシ 環境対策 機械化 傾斜地 雑草 さとうきび 飼料用作物 抵抗性 農薬

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