b.病害虫の侵入・定着・まん延を阻止するための高精度検出・同定法の開発

課題名 b.病害虫の侵入・定着・まん延を阻止するための高精度検出・同定法の開発
課題番号 200709617
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,病害虫検出同定法研究チーム
協力分担関係 横浜植物防疫所
(財)微生物応用技術研究所
北海道
千葉県
宮崎県
大阪大学蛋白質研究所
宮崎大学
理化学研究所
スウェーデンカロリンスカ研究所
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)バラ科果樹火傷病菌の検出には、新規PCRプライマーが最も特異的で有効であった。植物体から直接火傷病菌DNAを抽出・検出できる簡便・迅速な方法を確立した。なし幼果に腐敗能があったなし花器表生細菌株を同定した。火傷病発生国において関係情報と病原細菌株を収集した。2)イチゴ葉縁退緑病BLOに対して、リアルタイムLAMP法による簡便な検出・定量法を開発した。さらに、媒介虫と想定されるヒシウンカから病原体DNAを検出した。3)青枯病菌のVBNC(viable but nonculturable) 細胞のうち一部の細胞は、培養可能状態に復帰することが示唆された。環境中の未知細菌種の分離方法を開発した。また、環境中の未知細菌種の分離方法を開発した。4)ダイズ黒根腐病菌の毒素物質の分子量、分子式を推定した。本菌の遺伝的多型を検出するRAPDプライマーを見出した。また本菌の長期保存法を明らかにした。5)トウガラシマイルドモットルウイルスの強毒株と弱毒株の混合感染植物体から、RT-PCR法によってそれぞれを検出できること、植物体内での移行を明らかにできることを示した。6)イネ萎縮ウイルス粒子の構築過程を明らかにした。すなわち、内殻たんぱく質が2量体を形成し、これに外殻たんぱく質の3量体が静電的に強固に結合し、ウイルス粒子の骨格が形成された。7)侵入危惧種コロンビアネコブセンチュウのPCR-RFLPによる識別法と、PCR用の鋳型調整・保存法を開発した。本線虫は小麦で増殖したが、キタネコブセンチュウは増殖しなかった。本線虫の馬鈴しょに対する病原性を、簡易・安全に検定できる方法を示し、国内栽培品種に感受性の差異があることを示唆した。九州できくを加害する新種のネグサレセンチュウを記載した。宮崎県で昆虫病原性線虫2属3種を検出した。西表島産S. abbasiの形態とRFLPパターンを調査した。8)ダイズシストセンチュウの大豆品種への寄生性判別条件を明らかにするとともに、東北地方において本線虫の発生状況を調査した。
カテゴリ 青枯れ病 いちご 害虫 きく 黒根腐病 大豆 とうがらし ばら 品種

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