課題名 |
3地域から発生する未利用資源の利用技術の開発 (3)外来魚魚粉保存性改善の検討 |
研究機関名 |
滋賀県農業総合センター畜産技術振興センター
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研究分担 |
バイテク環境担当
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研究期間 |
完H15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
琵琶湖で捕獲したブルーギル約50kgを130℃、約11時間、温風乾燥処理し外来魚魚粉を製造。70%エトキシキン含有水溶性乳剤を0.028%、50%エトキシキン含有散剤を0.2%、dl-α-トコフェロール(98.5%含有)を0.03%をそれぞれ500gの製造直後の外来魚魚粉に添加、対照として抗酸化剤無添加の外来魚魚粉500gをビニール袋にいれ、36℃で保存。魚粉製造後4日目および161日目にソックスレー脂肪抽出器でクロロホルム抽出し、ヨウ素滴定法にて過酸化物価を測定した。 製造後4日目の温風乾燥処理魚粉は過酸化物価が30.3で高い傾向が見られた。製造後161日目の過酸化物価は、対照魚粉は75.4と上昇が認められた 70%エトキシキン含有水溶性乳剤添加魚粉は32.9、50%エトキシキン含有散在添加魚粉は31.8と製造後161日目の過酸化物価は、エトキシキン添加魚粉では、ほとんど変化はなかったが、dl-α-トコフェロール添加魚粉は50.5と過酸化物価の上昇を認めた。 エトキシキンは水溶性乳剤、散剤とも高い酸化防止効果を認めたが、魚粉への添加、混合は散剤の方が容易に行えた。 dl-α-トコフェロールは安全性の高い酸化防止剤として食品に使用されているが、粘ちょう性が強く魚粉への混合は困難で、酸化防止効果はエトキシキンよりも劣った。
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戦略 |
畜産、環境
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専門 |
飼養管理
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部門 |
豚
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カテゴリ |
乾燥
飼育技術
豚
未利用資源
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