水田の窒素動態の予測精度の向上には大気と地表のガス交換の再現性が鍵となる
要約 水田の窒素動態の予測を目指し、つくば市真瀬の水田における観測値などを用いて、土壌-イネ過程と大気-水田交換過程に重点をおく2つのモデルを検証しました。その結果、大気と地表のガス交換の再現性が予...
有機質疎水材を活用した農地下層への炭素貯留ポテンシャルの全国評価
要約 有機質疎水材の目安の耐用年数15年後の推定炭素残存率は、モミガラ<バーク堆肥<木材チップ<木炭で、南北の地域差も大きい。日本の暗渠を各疎水材で整備した時の15年後の炭素貯留量は、モミガラ4千C...
泥炭土水田における耕起由来のN2O排出量は0.30kgN2O-N/ha/年と見積もられる
要約 泥炭土水田、転換畑の年間亜酸化窒素排出量(kgN2O-N/ha)は、0.59、8.75である。この結果、有機質土壌の耕起に由来する水田からの亜酸化窒素排出量は、国独自の数値(0.30)が採用され、IPCCデフォ...
エリアンサスは乾物生産性が高くセルロ-ス系資源作物として有望である
要約 エリアンサスは、年間乾物収量5トン/10ア-ル程度の高い乾物生産性を示し、永続的に生産性を維持し、構成成分の灰分割合は6.5パ-セント少ないのでセルロ-ス系資源作物として有望である。機械収穫には既存...
東南アジアにおけるバイオ燃料増産による環境への窒素負荷の評価
要約 東南アジアにおいて、穀物単収の増大により得られる余剰農地にサトウキビなどを生産すると、2030年に3千万KL程度のバイオ燃料を生産することが可能です。しかしこのために投入する窒素肥料により、環境への...