玄米1粒中タンパク質の迅速非破壊分析法の開発

タイトル 玄米1粒中タンパク質の迅速非破壊分析法の開発
担当機関 兵庫県立中央農業技術センター
研究期間 1996~1996
研究担当者 田中萬紀穂
澤田富雄
発行年度 1996
要約 近赤外分析法を用いて、非破壊で玄米 1粒中のタンパク質を迅速に測定できる手法を開発した。分析精度は標準誤差SEP=5.6mg/gである。
背景・ねらい  米中のタンパク質含有率が食味に与える要因の一つである。化学分析では多くの時間と労力を要することから、育種初期世代の選抜に使用できる方法として、玄米
1粒を非破壊で分析できる近赤外分析法の開発を試みた。
成果の内容・特徴
  1. 走査型反射式近赤外分光光度計と 1粒カッブを用いて、比較的低波長域にあたる
    800~1,500 nm 6波長の原スペクトルから選択し、R=0.93、標準誤差(SEC)
    4.6mg/gの検量線を作成した(表1)。タンパク質含有率の実測値には、NCコーダの窒素測定値にタンパク質換算係数5.95を乗じた値を用いた。
  2. タンパク質含有率が 56~109 mg/gの範囲の未知試料30検体では、r=0.90、標準誤差(SEP)
    5.6mg/gで比較的よく適合する(図1)。
  3. 走査型反射式近赤外分光光度計(インフラライザー500型)での測定時間は
    1検体 23.3秒で、先に開発した2次微分の検量線の約1/3の所要時間である(表2)。測定が迅速に行えるため、多数のサンプルの分析が可能である。
成果の活用面・留意点
  1. 本検量線は、化学分析や従来の粉末試料を用いた近赤外分析に比べると精度が劣るため、タンパク質の定量分析には不適である。
  2. 玄米粒を非破壊で測定するため、分析試料をそのまま次世代の育成に使用できる。
図表1 210179-1.jpg
図表2 210179-2.jpg
図表3 210179-3.jpg
カテゴリ 育種 近赤外分析 良食味

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