ブロッコリーの高鮮度保持に対応した機能性フィルムの選択基準

タイトル ブロッコリーの高鮮度保持に対応した機能性フィルムの選択基準
担当機関 兵庫県立北部農業技術センター
研究期間 1995~1997
研究担当者 永井耕介
小河拓也
中川勝也
福嶋 昭
発行年度 1997
要約 ブロッコリ-は花蕾の軟らかくなる前の段階が収穫適期で、5℃以下の低温と酸素透過度4000ml/㎡・day・atm(15℃)程度のフィルムを組み合わせることにより1週間収穫直後の状態に近い高鮮度に保つことができる。
背景・ねらい  ブロッコリ-は流通途上で黄化や花蕾が開花するなどし、品質低下を生じやすい。そこで、収穫後の呼吸及びエチレン発生パタ-ンを明らかにするとともに、酸素透過度を基本にした機能性フィルムの鮮度保持効果を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 呼吸量と保存温度の関係は、20℃に比べて5℃はほぼ1/5~1/4に、0℃では1/7まで呼吸量は抑制され、低温ほど鮮度保持効果が大きい。エチレン発生量は10℃以下では比較的少なく、15℃以上で激増する(表1)。
  2. 花蕾の状況変化と呼吸量、エチレン発生量の関係では、エチレンは花蕾が軟らかくなる段階で増加しはじめ、呼吸量は花蕾が軟らかくなった段階でピ-クに達し、黄化とともに減少する(表2)。
  3. 0℃~5℃の流通温度帯では、フィルムの酸素透過度を基準に4000~10000ml/㎡・day・atm(15℃)の包材が適し、1週間程度が鮮度保持期間の目安となる(表3)。
  4. 10℃~20℃の流通温度帯では酸素透過度の比較的低い4000ml/㎡・day・atm(15℃)程度のフィルムで4日間の鮮度保持期間が目安となる(表3)。
  5. ブロッコリ-の高鮮度を保持する機能性フィルムの条件は袋内ガス組成が概ね二酸化炭素濃度10~15%、酸素濃度5~7%程度であり、酸素透過度4000~5000ml/㎡・day・atm(15℃)のフィルムで、保存温度は0~5℃が望ましい(表4)。

成果の活用面・留意点  現行の流通方法では、流通途上で品温変化が生じる場合がある。品温が20℃以上になれば、蒸れ、異臭などによる品質低下をおこす可能性があるので、より酸素透過度の高いフィルムを使用する必要がある。
図表1 210462-1.gif
図表2 210462-2.gif
図表3 210462-3.gif
図表4 210462-4.gif
カテゴリ 機能性 ブロッコリー

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