| タイトル |
キャベツ栽培ほ場におけるコナガの防除適期のシミュレーションモデル |
| 担当機関 |
京都府農業総合研究所 |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
岡留和伸
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
表計算ソフトを利用して、キャベツ栽培ほ場におけるコナガのフェロモントラップ誘殺数と気温、降水量の入力データから、コナガの卵、幼虫、蛹の株当たり個体数、摂食葉面積データを出力できる防除適期のシミュレーションモデルを開発した。
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| 背景・ねらい |
アブラナ科野菜の害虫であるコナガは、薬剤抵抗性が発達しやすく、過剰散布の要因になっているため、効率的な防除技術の確立が望まれている。そこで発生データに基づく適期防除を実現するために、キャベツのコナガの個体群動態のプロセスを組み込み、パソコン用の表計算ソフト上で利用できるシミュレーションモデルを開発する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 本シミュレーションモデルは、Leslie(1945)の行列式に類似した式(産卵数はフェロモントラップ誘殺数から予測するため出生率の行を省いた)を基本にし(図1)、温度変化に対するコナガの発育速度の変化に対応する。また、本モデルは、表計算ソフト(Lotus1-2-3 R5J for Windows)のワークシートファイルを利用しており、一部の操作はマクロプログラムにより自動化してある。
- 本モデルは、対象のキャベツ栽培ほ場のフェロモントラップ誘殺数、日別平均気温、日別降水量、殺虫剤散布のデータを入力すると、コナガの卵、幼虫、蛹の株当たり個体数、摂食葉面積データを出力し(図2)、表計算ソフトのグラフ作成機能によってグラフ化することができる(図3)。
- フェロモントラップ誘殺数の予測値と平年の日別平均気温、日別降水量データを入力し、殺虫剤散布日を任意に想定して入力することにより、殺虫剤散布の適期についてパソコン上で模擬実験をすることができる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 設定しているパラメータを改良し、さらなる精度の向上を目指す。
- フェロモントラップ誘殺数に影響する要因の解析が必要である。
- フェロモントラップは新武田式粘着トラップまたはSEトラップを用い、ほ場中央の約40cmの高さに設置する(ほ場が広い場合、できるだけトラップは複数設置し、間隔を10m以上離す)。調査は少なくとも1週間に1度行い、調査日から調査日の間の誘殺数は日毎に均等であったとして計算する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
病害虫
あぶらな
害虫
キャベツ
抵抗性
フェロモン
防除
薬剤
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