カメラを内蔵しカスタマイズが容易な標準型フィールドサーバ

タイトル カメラを内蔵しカスタマイズが容易な標準型フィールドサーバ
担当機関 松下電工
研究期間 2004~2005
研究担当者 胡 浩明
深津時広
平藤雅之
木浦卓治
発行年度 2004
要約 保守及び製作が容易な構造に改良された標準型フィールドサーバは、内蔵のカメラで作物の生育モニタリングや圃場の監視等ができる。構成部品は世界中どこでも入手可能な標準品であり、各機器への電源供給は12Vに標準化されている。外付け太陽電池や計測機器等はフィールドサーバの下部に積層的に接続でき、限られたスペースに設置可能である。
キーワード フィールドサーバ、標準化、カメラ、太陽電池
背景・ねらい
フィールドサーバには、圃場等において無線LANによるインターネット接続を行う機能と生産現場をリアルタイムにモニタリングするセンサネットワーク機能がある。近年は、盗難防止のためのカメラによる監視機能、センサ・太陽電池などを簡便に追加・変更できる機能、寒冷地や砂漠等の極限環境での使用など様々なニーズが出てきている。従来のフィールドサーバはこういった多様なニーズに対応できなかった。また、量産に適していないためユーザが自作する必要があり、製作には1台あたり3~5日かかった。そこで、カスタマイズ製作とメインテナンスが容易なフィールドサーバを開発するとともに、構造及び部品の標準化を行い拡張性の向上を図る。
成果の内容・特徴 1.
図4)。
2.
図4)。小型の太陽電池を複数積み重ねることで発電量を保ったまま設置面積を減らすこともできる。また、熱画像カメラ、害虫カウンタ等の計測機器をフィールドサーバ下部に接続することができる。
成果の活用面・留意点 1.
本研究成果に基づいたフィールドサーバは(株)イーラボ・エクスペリエンスから研究用として市販されている(http://www.elab-experience.com/)。また、松下電工は一般用途向けに市販を開始する予定である。
2.
フィールドサーバのデータ収集は中央農研のフィールドサーバ・エージェントがインターネット経由で行っている。ユーザの使用目的が農業研究と無関係の場合、フィールドサーバ・エージェントを別途、用意する必要がある。なお、フィールドサーバ・エージェント及びWebサーバを内蔵したLinux PCが市販される予定であり、フィールドサーバとセットで利用すれば、インターネット接続できない地域やネットに関する知識がないユーザでも利用できる。
カテゴリ 害虫 モニタリング

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