ダイズべと病の要防除水準の設定とそれに基づいた防除

タイトル ダイズべと病の要防除水準の設定とそれに基づいた防除
担当機関 北海道立中央農業試験場
研究期間
研究担当者 小松勉
齊藤美奈子
発行年度 1999
要約 ダイズべと病による被害(減収)は開花時の発病との相関が高く、要防除水準は開花始の上位葉の病斑面積率2.5%と設定した。開花前~開花始の発病に応じた1~2回の薬剤散布で、本病による被害を防ぐことができる。
背景・ねらい ダイズべと病に対する品種の抵抗性、被害解析および薬剤防除を検討し、品種および要防除水準に対応した効率的な防除法を確立する
成果の内容・特徴
  1. べと病による被害(減収)は開花時の発病との相関が高く(図1)、べと病の防除費用を差し引いた被害許容水準を減収率2%とすると、要防除水準は開花始の上位葉(上から見た場合に見とれる葉)の病斑面積率2.5%(病斑数30個/葉、葉の全面に病斑がみられる)と設定した。
  2. 防除の対象の黄・青となりうるのは以下のべと病抵抗性が弱の黄・青大豆品種および黒大豆で、べと病抵抗性やや弱以上の品種では防除は不要である(表1)。
    黄・青白大豆:「トヨコマチ」、「トヨムスメ」、「トヨスズ」、「音更大袖」
    黒大豆:「中生光黒」、「いわいくろ」、「トカチクロ」、「晩生光黒」
    1. 開花2~3週間前に要防除水準に達した場合
      要防除水準に達した時期とその2~3週間後の2回散布
    2. 開花始に要防除水準に達した場合
      開花期の1回散布
    3. 開花始に要防除水準に達しなかった場合
      防除は不要(黒大豆では、汚染粒発生防止のために、開花期の1回散布)
  3. べと病抵抗性評価の標準品種は、弱:「トヨコマチ」および「中生光黒」、中:「キタムスメ」、強:「ツルムスメ」および「坂本早生」とする。
成果の活用面・留意点 本成績で示した要防除水準を利用することにより、大豆のべと病を効率的に防除できる。
平成11年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分
課題名:大豆のべと病に対する要防除水準の設定と防除対策(指導参考)
図表1 212155-1.gif
図表2 212155-2.gif
カテゴリ 病害虫 大豆 抵抗性 品種 防除 薬剤

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