バイオマス資源の多角的利用技術の開発

タイトル バイオマス資源の多角的利用技術の開発
担当機関 (独)森林総合研究所
研究期間
研究担当者
発行年度 2005
要約 木質バイオマス資源の有効利用を目指して、樹木成分の特性を解明し、再資源化処理する技術を開発しました。また木材製品の廃棄過程における環境影響を評価し、環境負荷を低減する技術を開発しました。
背景・ねらい 経済発展の原動力として、人類は化石資源に大きく依存してきました。その結果、地球の温暖化や廃棄物の大量発生などの深刻な環境問題に直面するに至っています。そこで、人類が昔から活用してきた再生産可能な生物資源(バイオマス)を、化石資源に代えて、利用する技術が求められています。
また、国土保全に重要な役割を担う森林を元気な姿に維持していくためには、林業や木材産業と併せて、バイオマス利用を通じた新しい産業の創出が必要です。そのために、木質バイオマス資源を、無駄なく多角的に利用する技術の開発をめざしました。

*バガス;サトウキビの茎から砂糖を搾った後の繊維です。
*亜臨界水;水の温度・圧力を374℃・22MPaまで上げると、液体でも気体でもない状態となります。この温度・圧力を臨界点と言い、臨界点以上の状態の水を超臨界水、臨界点よりやや低い温度の水を亜臨界水と呼びます。超臨界水や亜臨界水は、木質バイオマス成分をはじめとした有機物が格段に溶けやすくなり、水と熱のみを利用したクリーンな反応で有機物をすばやく低分子まで分解するので、環境に配慮した技術として注目されています。
図表1 212653-1.jpg
図表2 212653-2.jpg
カテゴリ くり さとうきび

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