春まき、春夏まき、夏まきほうれんそうの品種特性

タイトル 春まき、春夏まき、夏まきほうれんそうの品種特性
担当機関 上川農試
研究期間 2003~2004
研究担当者 菅原章人
黒島 学
発行年度 2004
要約 春まき、春夏まき、夏まき作型におけるほうれんそうの抽台性、発芽・生育特性、外観品質、収穫作業性について品種特性を明らかにした。供試品種を草型等から4タイプに分類した。
キーワード ホウレンソウ、品種特性、外観品質、収穫作業性
成果の活用面・留意点
  1. 「SC7-405」の発芽は各作期ともやや不良である。春まきにおいて「スペードワン」「スターマイン」「ブリット」の発芽が良好である(表1)。
  2. 従来型の葉形が丸形で葉身の縮みの強いタイプ「トニック」「スターマイン」「晩抽パルク」「晩抽ジュリアス」「ブリット」に加え、葉形が中間型で葉先がやや尖り、葉身の縮みが弱く草姿が中間からやや立性のタイプ「スペードワン」「サマンサ」「ヘラクレス」「パシオン」「サンパワー」「KA1035」「アリスト」「試交MK-S35」「オズマ」、葉色が極めて濃いタイプ「SC0-408」「SC7-405」、立性が強く収穫作業性が極めて優れるタイプ「タイム」「タキシード」「スクープ」、以上の4タイプに分類できる(表1)。
  3. 硝酸含量については、2か年ともに夏まきの作型で有意な品種間差がみられ、「スクープ」「サンパワー」「晩抽ジュリアス」は硝酸含量が高い傾向を、「SC7-405」は硝酸含量が低い傾向を示す。作型間では、春まき<春夏まき<夏まきの順で硝酸含量が高くなる(表2)。
  4. 葉色(SPAD)が濃い特徴を持つ品種の硝酸含量が高いという傾向は認められない(図1)。

  1. ほうれんそう産地における品種選択時の資料となる。
平成16年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名
「ほうれんそうの品種特性V」
図表1 213472-1.jpg
カテゴリ タイム 品種 ほうれんそう

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