| タイトル |
事例分析から見た集約放牧レイアウト作成のための留意点 |
| 担当機関 |
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター |
| 研究期間 |
2003~2007 |
| 研究担当者 |
篠田 満
梅村和弘
須藤賢司
松村哲夫
|
| 発行年度 |
2004 |
| 要約 |
北海道における放牧地のレイアウトでは飲水施設および庇陰林が十分な事例は少なく、飲水・庇陰・補助飼料採食で通路の使用頻度が高まっている。集約放牧レイアウト作成のため、現状のレイアウト事例を引用する様式で留意点を示した。
|
| キーワード |
|
| 成果の活用面・留意点 |
- 調査事例の1頭あたり放牧専用地面積は0.24ha、兼用地も含めた放牧地面積は0.35haで(表1)、概ね0.2ha/頭以下と狭い事例では、放牧時間中も牧区の出入り口を開放し、放牧牛にパドックで自由にサイレージや乾草を採食させている場合が多い。水槽をすべての牧区で飲水可能なように配置している事例は39例中12例と少ないが、放牧頭数が概ね70頭以上では各牧区に配置している。庇陰林については各牧区に配置した事例は少ない。このような補助飼料採食、飲水・庇陰で通路の使用頻度が高まっている。
- 牛舎と放牧地の間の移動の際に一般道路を通行する事例は約3分の1と多い。また、1事例あたり25頭~70頭が通行している。一般道路による草地の分断は、交通量が多い場合、放牧地を拡大できない理由の一つとなっている。
- 飲水施設および庇陰林の配置が十分な事例は少なく、また、各酪農家はそれぞれ立地条件が多様である。そこで、現状の事例を参照にする様式でレイアウト作成のための留意点をまとめた(表2)。
- 表2では、チェックする項目について関係するレイアウトの具体例(事例(1)は現在と以前のレイアウト、(2)から(17)は現在のレイアウト、本文では図1の事例(1)以外は省略)を示すとともに、対応を記載している。
- 競合するチェックポイントについては重要度に応じて選択する。事例(1)では、以前は牧区が細長く採食ムラが問題になり、また、通路が日陰で放牧地より低かったので、現在は通路を中央にして、牧区を2列とする縦横差を小さくした配置としている。一方、この配置では北側の牧区で日陰がなくなっている。
- 事例を引用することでレイアウトを作成する際にチェックポイントを検討しやすい。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| カテゴリ |
乳牛
|