砂丘地におけるさといもの特性と種いも栽培方法

タイトル 砂丘地におけるさといもの特性と種いも栽培方法
担当機関 新潟県農業総合研究所園芸研究センター
研究期間 1999~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 砂丘地で栽培されるさといもは、貯蔵中の水分低下や腐敗が少なく、種いもとして利用することが有効である。4月下旬~5月上旬定植すれば、出荷できない20~30gの小さいいもを種いもと利用しても、規格内種いも収量は減少しない。
背景・ねらい さといも栽培は、種いもの貯蔵性が悪いことが生産の障害となっている。そこで、砂土におけるさといもの特性把握と栽培技術の確立を図る。
成果の内容・特徴
  1. 砂土栽培のさといもの特性
    (1)砂土栽培のいもは、貯蔵中の水分低下や腐敗が少なく、種いもとして利用が有効である(表1)。
    (2)砂壌土で、砂土および砂壌土栽培した種いもを栽培すると収量に差はない(データ省略)。
    (3)砂壌土栽培のさといもと比較すると葉柄長は短い傾向だが、孫いも着生が早く収量が高い(図1)。
  2. 種イモ栽培方法
    (1)種いも重が大きいほど収量(総子いも重+総孫いも重)は増えるが、出荷できない20~30gの孫いもや子いもを種イモと利用しても、規格内種いも収量は減少しない(図2)。
    (2) 規格内種いも収量を確保するためには、4月下旬~5月上旬定植とする(表2)。
    (3)株間は30cm、畦幅1mとする。アール当たり規格内種いも収量は、株間30cmで高い(図3)。
    (4)追肥は、7月中に2~3回に分けて行う(データー省略)。
    (5)8月上旬の葉身長および葉柄長と規格内種いも収量および収量に正の相関がある。株当たり目標規格内種いも収量が600~700gの時、葉身長45~49cm、葉柄長85~100cmを確保することが必要である(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 適応地帯は、砂丘地(土性:砂土)とする。
  2. 芽つぶれ防止のためかん水は十分に行い、コガネムシの食害に注意する。
  3. 畦立て透明マルチを行い、地温の上昇を図る。
  4. 分球いもの地上部切除は行わない。
図表1 214496-1.JPG
図表2 214496-2.JPG
図表3 214496-3.JPG
図表4 214496-4.JPG
図表5 214496-5.JPG
図表6 214496-6.JPG
カテゴリ 栽培技術 さといも 出荷調整

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