| タイトル |
石灰窒素利用による小豆「丹波大納言」の熟期均一化 |
| 担当機関 |
栃木県農業試験場 |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
石灰窒素(粉)を溶かした上澄液を、莢が黄化した小豆「丹波大納言」に散布することにより、落葉が早まり、成熟の均一化・早期化が図られ、その後の収穫作業等の効率化が図られる。
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| 背景・ねらい |
県内で主に栽培されている小豆「丹波大納言」は、晩生種で熟むらや莢先熟的な傾向が見られ、当地域で栽培した場合、年によっては降霜の危険性もあり品質への影響が懸念される。そこで、石灰窒素を溶かした上澄液を小豆に散布し、収量・品質への影響および落葉・成熟の早期化程度等について検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 石灰窒素の上澄液は、製品(粉)2kg/aを温水10L/aに溶かし撹拌後、4時間放置した液でそれを作物体上部より散布。
- 石灰窒素の上澄液を散布することにより落葉・成熟が早まる。(表1)
- 石灰窒素の粉剤を直接作物体に散布しても効果は見られるが、上澄液の方が効果は高く発現が早い。
- 石灰窒素処理した小豆を落葉・熟莢状況を見ながら順次収穫した場合、品質への影響はわずかではあるが、収量は処理時期の早いほど大きく減収する。(表2・表3)
- 石灰窒素の処理により茎葉・莢等に赤褐色の斑点が生じその後黒変するが、子実(種皮色)への影響は見られなかった。また、シアナミドの残留分析では、子実で検出されなかった。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 成熟期が遅く、早霜が予想される時や、後作物の作付けへの影響がある場合に適する。
- 石灰窒素の処理時期が早いほど減収の度合いが大きくなるため莢が黄化してから処理した方がよい。
- 石灰窒素の処理に当たっては、小豆の生育状況やその後の天候等にも配慮することが必要である。
- 石灰窒素を処理した小豆跡の圃場は、窒素の残効があるため、後作物の施肥窒素量は控えた方がよい。
- 石灰窒素の小豆への茎葉枯凋剤(農薬)としては未登録である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
病害虫
施肥
農薬
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