| タイトル | 良食味で栽培しやすい水稲新品種「岐系108号] |
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| 担当機関 | 岐阜県農業総合研究センター |
| 研究期間 | 1995~1995 |
| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 1995 |
| 要約 | 倒伏や縞葉枯病・いもち病に強く、良質で良食味の水稲新品種「岐系108号」を育成した。本品種の普及により、生産安定と作期の拡大により低コスト化が図られ、一方で、減農薬により環境に優しく安全な食品の供給が可能となる。 |
| 背景・ねらい | 消費者の良食味志向と生産者の高収益志向の接点として、銘柄米品種「ハツシモ」「コシヒカリ」への作付集中が進み、平坦地の水稲作付面積の65%を占めている。 銘柄米品種は、倒伏しやすく病害に弱いため作りにくく、加えて3年続きの異常気象により、生産量・品質共に極めて不安定となっている。 一方、山沿地帯を中心に縞葉枯病が依然多発しており、抵抗性品種の導入や薬剤散布による防除が図られてきたが、こうした地帯においても良食味品種の導入や減農薬栽培の要求が強く、作りやすくて安全な良質・良食味品種の導入が必要となった。 |
| 成果の内容・特徴 | 1「岐系108号」は、岐阜県農業総合研究センターにおいて母「ハツシモ」と父「愛知56号(月の光)」の組合せで、系統育種法により育成された品種である。 2「岐系108号」の特性は以下のとおりである。 1)出穂期が「ハツシモ」より3~4日、成熟期が7日程度早い晩生種である。 2)稈長は「ハツシモ」より3~5cm短い程度だが、稈が太く耐倒伏性は強い。 3)草型は中間型で、分げつは「ハツシモ」より少ないものの、穂数は確保し易く、穂長も「ハツシモ」並に長い。葉色は「ハツシモ」と同じか、やや濃い。 4)草姿が良く、「ハツシモ」より不良環境に順応し、安定して多収である。 5)玄米千粒重は「ハツシモ」よりやや小さいが大粒に属し、粒揃いや見かけの品質は「ハツシモ」に優り、安定して1等米が確保できる。 6)食味は「ハツシモ」並に良好である。 7)縞葉枯病に対しては、「Modan」由来の抵抗性を持ち、いもち病に対しても「ハツシモ」や「日本晴」以上の強である。 8)穂発芽性は「ハツシモ」より少ないものの、やや易である。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1普及予定地帯は平坦地(おおよそ標高100mまで)とする。 2縞葉枯病に強いので、4月下旬から6月中旬の間いずれの作期でも栽培が可能である。 3縞葉枯病やいもち病に強いので減農薬栽培が可能である。 4穂発芽性は「ハツシモ」よりは改善されているものの十分ではないので、特に早植において適期刈り(積算温度950~1,000℃)に留意する。 |
| 図表1 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 育種 いもち病 縞葉枯病 新品種 水稲 抵抗性 抵抗性品種 低コスト 農薬 品種 防除 薬剤 良食味 |
| 小型簡易発酵槽とガス捕集装置 |
| 都市厨芥を乾燥・脱脂して製造したリサイクル飼料の肥育豚への給与 |
| 夏秋トマト雨よけ栽培の摘花房処理による後期草勢維持 |