小麦「農林61号」の省力施肥法

タイトル 小麦「農林61号」の省力施肥法
担当機関 岐阜県農業総合研究センター
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1995
要約 小麦奨励品種「農林61号」の省力施肥法として、基肥:IB化成-穂肥:NK化成体系は慣行施肥法での分げつ肥を省略でき、かつ、高品質で安定多収が得られる。また、速効性化成と被覆尿素との複合化成肥料による全量基肥法は分げつ肥と穂肥が省略でき、収量に若干の変動があるものの、高蛋白小麦の安定生産が可能となる。
背景・ねらい 本県の小麦はほぼ100%転換畑に作付られ、排水不良により収量や品質が不安定であり、実需からは品質、とりわけ粗蛋白質含量の高位安定が求められている。
一方、現行の施肥法は基肥-分げつ肥-穂肥の分施体系となっており、労力不足や生産意欲の減退等により穂肥すら省略する粗放栽培が増えるかたわら、作付面積そのものが減少の一途をたどっている。
しかしながら、今後も本県平坦地帯の土地利用型作目として重要な位置を占める小麦の生産振興を図るために、収量・品質の高位安定化と省力化が必要であり、緩効性肥料を利用して追肥を省略する施肥法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 基肥にIB化成を用いると分げつ肥が省略でき、慣行の穂肥を適期に施用すれば、外観品質が高く安定多収が得られる。
  2. 速効性化成に被覆尿素を加えた複合肥料(構成比、速効化成:LP30:LP50=3:2:4)による全量基肥は全ての追肥が省略でき、収量及び外観品質は、若干の変動があるものの、慣行施肥体系並に得られ、原粒粗蛋白質含量も上昇する。
成果の活用面・留意点
  1. 県内平坦地における転換畑小麦栽培に適用する。
  2. 追肥時の労力が確保できる場合は採算性を考慮して最適な体系を選択する。
図表1 214804-1.gif
図表2 214804-2.gif
カテゴリ 肥料 小麦 省力化 施肥 品種

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