制限哺乳による子豚の離乳時体重の斉一化

タイトル 制限哺乳による子豚の離乳時体重の斉一化
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究期間 1993~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 一腹内の子豚の生時体重の大きいグループを2日齢から4日齢まで間欠的に制限哺乳した結果、小さいグループが吸乳しやすい乳頭を占有したことから、離乳(20日齢)までの発育が良くなり、一腹内の子豚の離乳時体重のバラツキが小さくなった。
背景・ねらい 豚の哺乳期の発育は育成期及び肥育期の発育に大きな影響を及ぼすため、哺乳期間中に生時体重の小さい子豚の増体重を高めることができれば、その後の発育も向上する。同時に、一腹内の子豚の体重のばらつきを小さくすることによって、離乳後の群編成等によるストレスを軽減することが可能となる。そこで、一腹内の子豚の体重を人為的に斉一化する方法として、生時体重の大きいグループ(1.5~1.9kg)と小さいグループ(1.0~1.5kg)に分け、生時体重の大きいグループを2日齢から4日齢まで間欠的に(9時~17時)制限哺乳する試験を行い、子豚の吸乳行動及び発育について調査した。
成果の内容・特徴
  1. 2日齢で吸乳位置が確定した割合は、生時体重の大きいグループでは自由哺乳を行った対照区の58.6%に対し、制限哺乳を行った試験区は44.8%と低かったが、小さいグループでは対照区50.0%、試験区69.2%と試験区が高い値を示した(表1)。
  2. 日齢別体重は生時、5日齢では区間に差はなかったが、10日齢及び20日齢では試験区が有意に大きかった(表2)。
  3. 一腹内の体重の変動係数は、対照区では生時で14.1%であったものが20日齢には18.1%に増加したのに対し、試験区では、生時の13.4%から20日齢の11.5%に減少した(表3)。
成果の活用面・留意点 哺乳を制限する日齢は、子豚の吸乳位置が決定する5日齢までに行うのが望ましい。
図表1 214830-1.gif
図表2 214830-2.gif
図表3 214830-3.gif
カテゴリ 豚

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