| タイトル |
ノブキのセルトレイによる増殖法 |
| 担当機関 |
千葉県暖地園芸試験場 |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
ノブキの大量増殖を行うため、セルトレイを用いた根挿し増殖方法を考案した。2月中旬に2cm前後に切断した根を挿すと、5月中旬には定植可能な苗ができ、供試個体に対する成苗率は80%程度であり、定植後の活着率は良好で秋芽も多く発生する。
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| 背景・ねらい |
千葉県の中山間地域において、経営基盤を大きく変えることなく実状に即した園芸作物の計画的生産の推進と生産性の向上を図ろうとする。導入可能なノブキについて実用化のための技術的な問題を解決する。 ノブキ栽培の障害は種苗の増殖といわれており、この問題を解決しようとした。
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| 成果の内容・特徴 |
- 遺伝的に均質な植物体を得るために系統選抜を行い、2系統選定した。
- 根の貯蔵時期については4~8月に採取して冷蔵した根の多くは腐敗して問題がある。12~2月に冷蔵した根では腐敗が少なく根から多数の芽が発生する(図1)。
- 根の大きさについては根が太いほど萌芽率は高い。切断した根の長さと萌芽率とは無関係である(表1)。
- 根挿し方法について、成苗率は水平挿しで高く、斜め挿しや垂直挿しでは低い。122穴セルトレイと166セルトレイとの間には成苗率には差は少ない(表2)。
- 未萌芽根と芽の付いた根を使った根挿しの成苗率は大差がなく(表3)、成苗率は55~88%の範囲を示す。
- 根挿し時期は2月中旬が適当であり、萌芽後にベンチ下のやや日陰状態で管理すると生育が良い。あらかじめ12月中旬に掘り取り貯蔵しておいた根と直接掘り取り根挿しを行っても大差はない(表4)。2月上旬に根挿しを行うおこなうと5月中旬には根鉢が形成されて定植可能になる。現地にノブキのセル苗を合計9万本供給した。
- 定植後の活着率は85%以上が得られる。7月中旬には茎長が28~44cmになり、秋芽も多く発生する(表5)。翌年の4月には成園とほぼ同程度の収量が得られる。
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| 成果の活用面・留意点 |
中山間地におけるノブキ生産の規模拡大に活用できる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| 図表6 |
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| カテゴリ |
規模拡大
経営管理
栽培技術
中山間地域
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