| タイトル |
熟蚕と蚕糞・蚕沙を分離する自動条払い機の開発 |
| 担当機関 |
群馬県蚕業試験場 |
| 研究期間 |
1995~1996 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
条払いと同時に、混入する蚕糞蚕沙・桑葉を分離して熟蚕収集する自動条払い機を開発した。本機の導入により条払い後の熟蚕の網とり作業が省略されて上蔟場所の節減が図れると共に、上蔟作業が効率化し、さらに汚染繭の発生が減少する。
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| 背景・ねらい |
条払い上蔟法は、熟蚕を強制的に収集し蔟に収容するため、技術的には安定しているが、作業種が多く労働加重になる。特に熟蚕収集後の蚕沙分離には、意外な労力を要すると同時に、作業の流れを著しく阻害し能率を低下する。そこで、開発した条払い機は条桑、桑葉、蚕糞蚕沙を三層の分離機構により除去し、熟蚕のみを収集する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 本機は、最上段の条桑分離部、中段の桑葉分離部、下段の蚕糞と熟蚕分離部の三段階からなる。(表1)
- 条桑分離部は上下振動により条桑と熟蚕を分離し、桑葉分離部では条桑分離部と連動して上下振動し、混入する桑葉や小枝を分離する。蚕糞と熟蚕分離部は斜行にセットしたベルトコンベアを上方に進行し、蚕糞は下方に、熟蚕は上方に収集する。(図1)
- 条払い作業は、熟蚕付着条を条桑分離部に載せるのみでよく、自動的に熟蚕が分離収集される。分離精度は蚕糞73~77%、桑葉80~86%、熟蚕92~94%であり、作業の所要時間は1箱当り7~8分である。(表2)
- 熟蚕のみを収集することにより条払い後の蚕沙除去作業の省略、蔟への熟蚕振り込み後の登蔟が早いこと等から、作業の進行がスムースになり能率向上が図られる。
- 作業場所が節減されると共に、蚕沙の混入が少なく、汚染繭の発生が減少する。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 条払い前の蚕座への網入れは適期に行い、条桑給与回数は1~2回として、条払い条桑量を少なくし能率向上を図ると共に、条払い時の蚕沙混入量を減少する。
- 収集熟蚕の蔟への振込み法は、蔟縦置き及び横並べのいずれでもよい。また、条払い自然上蔟法では収集した熟蚕を再度拡げて蔟を設置する。
- 収集した熟蚕は早めに蔟に振り込み、長時間の堆積や放置をしない。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
桑
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