| タイトル |
紬用玉繭の効率的な生産技術 |
| 担当機関 |
山梨県蚕業試験場 |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
紬の原料繭となる玉繭を効率的に生産するためには、蚕品種は「TND×TCD」が、また、蔟器は千年蔟が適しており、熟蚕を蔟1枚に春蚕期 750頭程度、初秋蚕期500 頭程度の密度で収容すれば春蚕期50%弱、初秋蚕期30%強の玉繭の生産が期待できる。
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| 背景・ねらい |
山梨県河口湖町には、江戸時代からの伝統産業として「大石紬」がある。この紬は、玉糸を横糸に使用するのが特徴で、これが独得の風合いを出している。しかし、玉繭は機械繰糸では不良繭として扱われ、従来の繭生産技術もこれを少なくするよう組み立てられてきた。このような背景や最近の養蚕事情から、玉繭の入手は年々困難になってきた。そこで、玉繭を効率的に生産するための技術について検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 玉繭用蚕品種としては、繭の計量形質などから「TND×TCD」(蚕糸昆虫研育成中)が最も適している(表1)。
- 「TND×TCD」は人工飼料育にも適応し、飼育取扱いは容易であるが、経過が普通品種に比べて1日~2日程早くなる。
- 熟蚕を収容する蔟は、玉繭蚕数割合、耐久性などから「千年蔟」(合成樹脂製の山型蔟)が最も適している(図1)。
- 「千年蔟」1枚当たりの熟蚕収容頭数は、春蚕期は慣行の約3倍に当たる750頭程度、初秋蚕期は慣行の2倍に当たる 500頭程度を収容することが有効である。これにより、上蔟頭数に対して春蚕期は50%弱、初秋蚕期は30%強の玉繭を得ることが期待できる(表2)。
- 玉繭の単繭重は、収容密度の高低には関係なく、春蚕期で平均3.6g程度、初秋蚕期では平均3.2g程度で普通繭の約2.0倍程度となる(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
「千年蔟」1枚への熟蚕収容頭数が、春蚕期で750頭、初秋蚕期では500頭を越えると外部汚染繭、奇形繭、板付き繭が多くなるので注意する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
カイコ
品種
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