| タイトル |
施設メロン栽培での天敵出芽細菌によるネコブセンチュウの密度抑制効果 |
| 担当機関 |
茨城県農業総合センター |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
施設メロン栽培のサツマイモネコブセンチュウの防除に天敵出芽細菌を用いた結果、ポット試験(1回施用、4連作)及びほ場試験(半促成栽培と抑制栽培の2回施用)で根こぶ指数の減少、果実重の増収効果などが認められ密度抑制効果が確認された。
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| 背景・ねらい |
施設メロン産地における難防除害虫である根こぶ線虫の総合防除対策に係る技術開発の一環として,根こぶ線虫に特異的に寄生する天敵出芽細菌Pasteuria penetransによる根こぶ線虫の密度抑制効果を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- メロン、トマト、キュウリの苗を用いて人工気象室で連作4作により天敵出芽細菌の根こぶ線虫への密度抑制効果を検討したところ、連作するごとにネコブ指数の減少が認められたが、メロンにおいては減少割合が他の作物より低い傾向が認められた(表1)。
- 半促成栽培での天敵出芽細菌5×109個/m2の1回処理では、無処理と比較して顕著な抑制効果は認められなかった(表2)。
- 抑制栽培における2作目の2回処理では、果実重、土壌の線虫の密度で他の処理区と比べて優れている傾向が認められた。その要因としては天敵出芽細菌の付着数や付着率が高いためと判断される(表3、表4)。
- 施用した天敵出芽細菌が土壌中で十分増殖するまで低毒性殺線虫剤により線虫密度を低めて、施用初期から天敵出芽細菌の効果を高める方法について検討した結果、半促成栽培での効果は認められた。しかし、2作目の抑制栽培では天敵出芽細菌区と比べてもほぼ同程度で1作目の薬剤の効果の持続は認められず、2作目も薬剤との併用処理が必要と思われる(表2、表3、表4)。
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| 成果の活用面・留意点 |
天敵出芽細菌によるサツマイモネコブセンチュウの密度抑制土壌の早期形成のためには、土壌中の線虫密度と関連させて天敵出芽細菌の施用量、回数を検討するとともに連作による積極的な天敵出芽細菌の増殖を図ることが重要である。また、密度抑制土壌の形成まではサツマイモネコブセンチュウによる被害が出るため、殺線虫剤との併用が必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
病害虫
害虫
きゅうり
トマト
防除
メロン
薬剤
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