合理的な窒素施肥法によるやまのいもの増収技術

タイトル 合理的な窒素施肥法によるやまのいもの増収技術
担当機関 栃木県農業試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1995
要約 やまのいもの肥大充実には、8月までの生育後半の窒素追肥が従来の生育前半の追肥より効果的である。また、肥効調節型肥料を利用した全量基肥施用によって従来の施肥法よりも高収量が期待でき、2割程度の減肥が可能である。
背景・ねらい 栃木県東南部黒ボク土畑地帯の畑作振興を図るための作物としてやまのいもが期待されている。しかし、施肥管理については、不明な点が多いため、窒素について基肥量や追肥時期を検討した。さらに、肥効調節型肥料を用いた省力栽培技術としての全量基肥施肥法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 8月まで追肥を行った方が、基肥窒素施用の有無にかかわらず、それ以前に追肥を終えたものや追肥を行わなかったものより、生産いもの収量は増収した。(表1-1)
  2. 肥効調節型肥料を利用した全量基肥施用によって、従来の追肥を行う栽培(植え付け時の基肥+7月中旬の追肥)よりも、生産いもの収量は高まった。特に、硫安と被覆尿素140日タイプを1:2に配合したもの及び硫安とイソブチリデンジウレアを主成分とする難溶解性の肥料を1:2に配合したもので増収した。(表1-2)
  3. 肥効調節型肥料を利用した全量基肥施肥栽培においては、スターターとしての速効性の基肥窒素量の多少は、生産いもの肥大充実に影響をおよぼさなかった。(表1-2)
  4. 窒素含有率は、肥効調節型肥料を利用した全量基肥施肥栽培が、追肥を行う栽培よりもやや低い傾向にあった。しかし、窒素吸収量は、両者間で差は認められなかった。(表2)
  5. 形状品質の優れる棒状とばち状を合わせた割合は、肥効調節型肥料を利用した全量基肥施肥栽培と従来の追肥を行う栽培とで差はなかった。(表1-1、1-2)
  6. 以上の結果、追肥は8月まで行うことが芋の肥大には効果的であり、また、施肥法としては速効性肥料と肥効調節型の緩効性肥料を組み合わせた(10a当りN成分でそれぞれ 5Kg+10Kg)全量基肥施肥が省力的で低コスト化の図れる効果的な施肥法である。
成果の活用面・留意点 栃木県の施肥基準( 基肥15Kg+追肥5Kg)よりも20% 程度の減肥が可能である。
図表1 215017-1.gif
図表2 215017-2.gif
カテゴリ 肥料 栽培技術 施肥 低コスト やまのいも

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